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技術的雑談-AntでIDLをコンパイルの変更点

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!!!技術的雑談-AntでIDLをコンパイル

!!目的
フリーAnt用のIDLコンパイルタスクの「idldepend」の使い方の紹介です。

!!idldepend

フリーのAnt Taskの[[idl depend|http://grasia.fdi.ucm.es/~luismi/idldepend/]]を使います。

今回はJacORBを使いますが、このタスク自身はIDLコンパイラを含まないので注意してください。(先にJacORBをセットアップしておく必要があります。)

!!特徴

*いろんなCORBAランタイムに対応しているみたいです。(JacORB,Orbix,JDKなど)
*IDLコンパイルの高速化のため、IDLの変更を「depend」ディレクトリに記憶しておいて、それを参照しながらやっているみたいです。(でも大して速いわけではない。)
*Ant Taskなので、Eclipseからでもコマンドプロンプトからでも利用できます。Antが使えればイロイロカスタマイズ可能です。


!!入手方法

上記Webページから入手してAntでbuildします。(つまりAnt必須です)

ここでは仮に、出来上がったjarをC:\idldepend\idldepend-0.7.1.jarに置いてあるものとします。


!!Eclipse上での使用方法

「idl.xml」ファイルをプロジェクトのルートディレクトリに置きます。(別にルートじゃなくてもいいんですが…。)

 <?xml version="1.0"?>
 <project default="idl" basedir=".">
 <property file="idl.properties" />
 <taskdef name="idlcheck" classname="idldepend.IDLCheckerTask" classpath="${idldepend.classpath}"/>
     <target name="idl" depends="dirs">
       <idlcheck compiler="jacorb2" force="false" checkAll="false"
         verbose="debug"
         targetdir="${idldepend.targetdir}" 
         dependsdir="${idldepend.dependsdir}">
       <fileset dir="${idldepend.idldir}">
         <include name="*.idl"/>
       </fileset>
     </idlcheck>
   </target>
 
   <target name="dirs">
       <mkdir dir="${idldepend.targetdir}" />
       <mkdir dir="${idldepend.dependsdir}" />
   </target>
   
 </project>


同じディレクトリに「idl.properties」ファイルを作ります。

 idldepend.classpath=C:/idldepend/idldepend-0.7.1.jar  ←idldepend-0.7.1.jarの場所
 idldepend.dependsdir=idl/depends   ←idldependで一時ファイルを作るディレクトリ
 idldepend.targetdir=src   ←IDLをコンパイルしてできる*.javaファイルを置くディレクトリ
 idldepend.idldir=idl    ←コンパイル対象のIDLファイルがあるディレクトリ

以上の項目をセットします。


パッケージエクスプローラーからidl.xmlを右クリックし、[Debug]か[Run]から[Ant...]を選択します。

Targetの[idl]を選択して実行します。(もしエラーがでる場合は、Runtimeを[Eclipseと同じ]を選択した状態でやってみてください。)

コンソールにログが流れ、IDLがコンパイルされてJavaのソースが作られます。

!!履歴
2005/7/14 -- 初版

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!!突っ込み
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