!!!くたばれ!「ノンカロリー崇拝」 私も一介の独身サラリーマンなので昼食は近所のコンビニに食べに行く事がほとんどである。 以前外食の仕事をしていた事もあり、正直「外飯」というのは飽き飽きしているが、低血圧&意志薄弱な私に毎朝弁当を作ることなんてできない。「これも生きていく為の必要作業」と諦め、今日も午前中の作業終了と共にコンビニへ出かけていく。 しかしまあ……何と言うか、コンビニを見回すと「無○○」の多い事多い事…。 「無農薬野菜サラダ」「無添加弁当」「無香料整髪剤」「無脂肪牛乳」等等。 そんなに「無い」事が珍重されるんだったらそもそもそんなもの「無くせば」良いのに。 胃袋の弱い私にとって大食は体調の大きな敵である。 飲み会やら遊びに行って飲み食い騒ぎはするが、決してオオメシは食らえないので、なんか申し訳なくなってしまう。 人が手作りしてくれた場合には料理をする手間暇・心遣いが痛いほどわかるだけに残すのは誠にもって申し訳なく思う。作ってくれるのは本当にうれしいのだが、こんな体を呪わしく思ったりする。 そんな私にとってコンビニへ行って非常に困るのは「ノンカロリー」である。 胃袋に負担をかけずに栄養を、それも頭脳労働に欠かせない糖分を補給する為になるべく「甘い物」を摂りたいのだが、最近はどんなに甘ったるいものでも実は全然糖分が入っていなかったりするのである。 これは非常に困ると同時に、私のような「ガリガリ君」には憤りを感じざるを得ない。 世の中確かに飽食の時代で、おいしいものがたくさんあるからついつい食べてしまうというのはわかる。で、食べた結果太ってしまうというのもとても良くわかる。 だからと言って太りたくてもカロリーを取れない私を一緒に巻き込んでカロリー不足に拍車をかけるような真似はやめてくれ!! ノンカロリー食品を嗜好する人がいるように「高カロリー食品」を熱望する人間もいることを忘れんでくれ!食品業界・飲料品業界!! そもそも気に入らないのが「私太っているから痩せなければ、云々」ヌカシテいる輩である。 そんなに太っていて困るなら食べなければいい!! 私は非定期的に胃の調子が恐ろしく悪くなってご飯一膳食べるのも吐き気と戦いながら冷や汗浮かべて食べていることがある。本当にゼリーですらのどを通らず、平日の会社勤めを水だけで過ごす事もままある。 1週間も水だけの生活を続けて御覧なさい。あっという間に5kgは落ちるから。私で実証済みだ。 しかも私の場合、その後だってそんなに食べられるわけではないからそう簡単に体重は元に戻らない。 よく「Tsubasaって太ってなくていいよな」とか「スマートだね」とか言う人間がいるが、大きなお世話だ!痩せているのではなく太れないのだ!! 小錦みたいに太りたいとは思わないが、少し「小デブ」ぐらいの方が愛嬌があっていいではないか!と、女性モノの7号の着物に通せてしまう細い我が腕を見ながらついつい考えてしまう。 (しかし誰なんだ?「あの」小錦に「小」錦なんてシコ名をつけたのは?(笑)これこそかなりのブラックだと思うのだが。) やい、女性週刊誌!「食べながら痩せられる!」なんて根性足りない人を小バカにした特集組んでないで「食べないで太れる!」って特集でも組んでみろ!本当にできるのなら喜んで年間購読申し込んでやる。 大体、本当に痩せたいと思うならそもそも食うな! お茶とかお菓子からカロリー抜いたってたかが知れてるんだから。人間の体って結局「消化・吸収」ってプロセスを踏んでいるんだから、どう頑張ったって食べたものの重量以上は体重は増やせないの! よく「お菓子食べたから体重が1kg増えた」なんぞアホぬかしてる人間がいるが、本当にお菓子で1kg増やすんだったら1kgの数倍のお菓子を食べないと無理だぞ。お前の体は生クリームでできているのか?!考えてからモノを言え! お菓子やジュースのせいにして根本的な問題から目をそらしてるんじゃない!!弱いのはお前の根性だ!本当に「痩せたい」という情熱の欠如だ! 自分がそうだからいうわけじゃないが、そんなに痩せているのってうれしい事なのか?見るからに貧弱で不健康そうで、バットで殴られたら折れちゃいそうな体に憧れる人間なんて本当に気が知れない。おかしいんじゃないの? そうでなかったらマスコミか評論家に洗脳されてるんじゃないの。 確かに体重が500kgぐらいになったら死ぬ人間もいるかもしれないが、食べられなくてカロリー摂れないのは死んじゃうかもしれないんだぞ!! 「太ってる」なんて貯金があるようなもんだからいいじゃないか。うらやましい! こっちなんか標準体重を「チャラ」と考えたなら「借金生活」だぞ。自己破産なんてできないんだから…。 こういう事を言ってしまうと女性の敵を増やしてしまうかもしれないが、私は適度に小太りしてる人には男女を問わず好感を持ってしまう。うらやましいぞ。「にこやか」というか「貫禄」というか、見ていて安心感があるじゃないか。 冗談抜きでうらやましいぞ!こっちがどんな頑張ったってできないことを何の気無しに達成してるんだから。 これからも「世の中には太る才能を持ち合わせていない人間もいるんだ」という事を肝に刻んで「私はデブです!(ハート)」と私の分までさわやかに力強く生きてくれ。 と、いいつつ、今日もチョコレートをほおばりながら仕事中にこんなコラムを書いているのであった。 そのうち糖尿にでもなるかもな……。