!!!働かざるもの打ち首に処す! 仕事中にMSNでニュースを読んでいたらとんでもない記事が載っていた。 「学校を出たら就職する」――。そんな勤労観が若者から崩れ始めている。二十七日に発表された労働白書では、少子高齢化社会の到来を前に、働く意識の変化に対応する必要性を強調した。家族を抱えた中高年の失業に比べ、親などに養われている若者失業は悲壮感が薄い面もありそうだ。 〜〜ニュース速報 更新 06/27/2000 16:00 (提供 読売新聞) より おいおいおいおい!カンベンしてくれよ!! 若者が働かなくて誰が働くんだよ!! タダでさえじいさんばあさんが増えて働く人間の割合が減るって言うのに。 働いてる人間は、少なくともサラリーマンは否応無しに「社会貢献」させられてるんだぞ!! 給料から税金天引きされるし、多く取られたって申告しなくちゃ戻ってこないんだぞ!! バイト料なんて分散してもらえば全く税金かからないで済んだりするじゃないか。 で、まさか実家に住んで親のスネかじってるんじゃないだろうな?! 自慢じゃないが、私は学生時代から立派に「社会貢献」してきました。 確かにその場では払わなかったけど、後からかなりの額の追徴課税払ったし、バイトは3つも掛け持ちしてたし、合計で月に30万円近く稼いでいたこともあるんだぞ!! (それが何で貯金が\0なのかは聞かないで欲しいが……) 私は大学に行くときにはっきり親に断っておいた。 「大学はモラトリアムだから、自分のやりたい事やるぞ。勉強なんかしないからな!」 かくして、本当にそうした。 大学1年の頃からビジネスホテルで夜勤のアルバイト、2年からはプラスで某電器会社の商品評価バイトをやっていた。その頃はほとんど授業をサボったこともない。「ノート屋」やって儲けたぐらいだ。 さらに、お金がない時は学生掲示の日雇いバイトもやっていた。 深夜の厨房磨きとか、引越し屋とか、コンビニの弁当工場とか、いわゆる「3K」って分野です。集合場所行ったら中国人の密航者ばっかりだった事もあるし。(結構イイやつらだったぞ。元気かなあ?)体張って半日働いて大体1回8000円ぐらいが相場だった。 で、3年の後半ぐらいからファーストフードのバイトも始め、月収20ン万を達成した。 4年はさすがに学校に行かずにバイトばかりやっていたな。 それでもちゃんと留年せずに卒業したぞ。教員免許を3つも取ってね。もちろん教育実習にも行ったよ。 勉強に関して言えば、これほど親不孝をした事ないだろう。 大学の授業って教科書高いし、私立大学だったから授業料高かったし。何だカンだ言って定期代とか食費とか「小遣い」もらってたし。出ていく時間や帰ってくる時間なんて本当に不規則だったし。実家にいたのに1週間ぐらい親と顔を合わせないこともざらだった。 親が私に「勉学」する事を求めていたのなら怒り狂っていただろうな。 しかし、バイトをやって「働く」事を覚えて「労働の何たるか」を知るにはこれ以上良い経験をした事はなかったね。だからわがまま言って大学行かせてもらった親には本当に感謝している。 以前どこかで行った事があるかもしれないが、お金もらって何か頼まれるからにはもうそれは「プロ」であることが求められるんだよ。 ホテルの夜勤だって、商品モニターだって、ファーストフードだって、排気口磨きだって、ちゃんと仕事してるからお金がもらえるんであって、働かなかったらくれないんだよ。 あくまでも「プロ」と「プロフェッショナル(エキスパート)」とは別物なんだけど、少なくともお金をもらって「プロ」やってるんだったらやり遂げないとダメなんだよ。 幸いな事に、アルバイトの時代からバイトとは言え「半・社員」みたいな仕事ばっかりやらせてもらったから、自分の仕事にプライド持てたしね。 仕事に関してプライドを持つ事はとっても大事だと思うよ。 仕事はしんどいのが当たり前で、誰だって逃げ出したくなる事がある。でも「自分はプロなんだ」っていう自覚がその修羅場に自分を踏みとどまらせてるんじゃないかな? 働いて金稼いで住みかを確保して飯を食っていくっていうのは社会に生きる人間の最低条件じゃないの? 本当だったら「失業=食えなくなる=死」って事のはずだろ?それが「失業しても死なないからいいや」っていうのはなんか狂ってるよ。 働いてない人間の「狂ってる」分を誰が穴埋めしてるんだ?働いている私等ではないのか? それを思うと「俺は非・労働者に搾取されている」って感じるね。 共産主義者じゃないけど(笑) 別に私は会社員とフリーターを区別する気はない。どっちも労働の対価に賃金もらってるんだし。 でも「フリーター」を「アルバイトしているすねかじり」と勘違いしてもらっちゃ困る。 例えアルバイトでも、自分の選んだ「仕事」なんだから、それでしっかり身を立てて欲しい。 それができないんだったら何とかしなさい。バイト増やすとか、もっと働くとか。 世の中には働きたくても働けない人はいっぱいいる。 障害者とか前科のある人とかやりたい事があって時間がない人とか。 でも、それってやっぱり言い訳なんだよ。 どんな理由があろうと、「働けない=社会に生きる人間として不完全」というのは厳然とした事実なんだよ。 ただ、現在の社会の思想として「人間は全て平等なんだ」っていう「教え」があるから、「働きたくても働けない人の面倒は働ける人達でみよう」という社会的契約が結ばれてるわけ。江戸時代なんか障害者とか精神的に病んでしまって役に立たない人は山行って捨ててきちゃったんだから。ほんと。 現代であっても、「働きたくない」って「失業」に甘んじている人間なんて死刑にすれば良い。 罪名はもちろん「公金横領」だ。 「悪い事をすすんでしなければ犯罪じゃない」なんて言う人は甘いね。 義務を果たせないのは立派な「犯罪=反社会行為」だよやっぱり。 今の日本の社会では「弱いものは救おう」という考えでいろいろ救済の制度があるんだろうけど、本当にそれが必要な人間なんてどれぐらいいるんだろう? 少なくとも「リストラされちゃいました」とか「就職口がありませんでした」でヘラヘラしている人間は「救済が必要な人間」じゃないね。 大体、MSNのニュースにある「多様性」ってなんじゃ? 「人の道を踏み外してもそれは多様性の一部だから許してやろう」って事か? ふざけるな!!! 「多様性」とか「反則技」とか「スタンドプレー」ってもんは「スタンダード」を知っていて、知った上でそれをあえて踏み外すから許されるの。 「スタンダード」も知らない、知ろうとしないで最初から自分のやりたいようにするのを「道の外にいる者=外道」って言うの。 確かに「じゃあ常識としてどこまで知っていればいいのか?」って言われると、「常識」って言っても3歳児の常識から、一生かかって体得する常識まである。いくら「常識」「常識」って言ってもそれこそ多様性の世の中だから、どこまでが「常識」なのかは非常に掴みづらいと思う。はっきり言って全ての常識を極める事は不可能なんじゃないのかな? 知ったかぶりしてもしょうがないし、ビクビクしててもしょうがない。 重要なのは「世の中には常識があり、常識は常に意識していないとわかりづらい」という事なんじゃないのかな? いつも視界の隅に「常識」を入れておいて「常識はどうなのかな?」と時々は気にかけるだけでも随分違うと思うけどね。 何はともあれ、「不景気だから」「多様性の世の中だから」「みんなやってるから」で動いてる人間は是非とも無人島に行って生活してもらいたい。 我々の「血税」を、そんな無責任な人間のケツを持つために使って欲しくない。