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技術的雑談-FreeBSD5/6をCD-ROM/NICの無いPCにネットワークインストールする

技術的雑談-FreeBSD5/6をCD-ROM/NICの無いPCにネットワークインストールする


 環境

  • 使用OS:FreeBSD5.4、5.5、6.0、6.1は少なくとも実績あり
  • ノートPC:VAIO C1XG
  • FDD:どこにでも売ってるUSB経由の外付けFDD
  • NIC:FreeBSDのGENRIC kernelで認識できるUSB-NIC(私はBuffaroのLUA-KTXを使用)

 目的

  • CD-ROM/内蔵NICが無く、USB portも1つしかないVAIO C1XGにネットワーク経由でFreeBSDをInstallする。
  • (HDDに全く何も入っていない状態でもFreeBSDはInstallできる)

 対処

  • FreeBSDのInstall FDを作ります。多分「boot」「1」「2」の計3枚が必要なはず。http://www.freebsd.org/よりFD imageをDown loadし、rawrite.exe、fdimage.exeを使用してInstall FDセットを作る。(これからInstall使用とするOSのVersionと同じFD imageを使用すること。)
  • PCにUSB-FDDを接続し、今作成したboot FDをセットしてPCを起動する。途中で「1」→「2」→「boot」とFDを入れ替えるよう指示してくる。
  • 最後に「boot」FDを入れた後で、FreeBSDの起動画面が出る(Single user modeなどが選べる画面。)慣れていない人はここで一旦spaceを押したりescを押して起動までのカウントダウンを終了させる。
  • USB-NICを手に用意する。いつでもUSB-FDDと差し替えられるように準備する。

  • OS起動画面で「1. Normal boot」か「5.Verbos boot」を選択してkernelを起動させる。FreeBSDのCopy rightが表示され、FDDの読み込み音(カリッ、カリッ)が収まったら、速攻でUSB-FDDを引っこ抜き、USB-NICに差し替える。InstallerからのOSではusbdが起動しないためUSBデバイスのkernel起動後の差し替えはまともに動かない。USB-NICに差し替えたら画面に流れるdmesgを眺め、LUA-KTXであれば「rue0 <RealTek 8150 >」がkernelにprobeされていることを確認する。probeされていない場合はPC電源起動からやり直し。

  • 後は、普通にInstall MediaでHTTP/FTP/FTP Passiveを選択して普通にInstallする。

Kernel起動開始→FDD読み出し終了→Device probe中にUSB-FDDからUSB-NICに差し替えるのがポイント。
多分FDDが自然に(惰性が無くなって)とまるのを待っていたら遅いと思われる。
かといって、FDDから読み出している最中にUSB-FDDを抜くとpanicする。
自信の無い人はUSB-FDDに耳を当てて「カリッ、カリッ」が聞こえなくなる(多分連続して4クリックぐらい聞こえるはず)タイミングを聞き分けてすばやくUSB-FDDを抜くこと。

多分、USB外付けHDDなどが用意できる場合はそこにInstall CDを展開してコピーしておき、同じようにUSB-FDDから瞬間的に差し替えればHDD経由のInstallができるはず。(未確認)
「マウスがないと死んじゃう!」という人は同じようにマウスが使えるようにもできるはず。

 履歴

2006/6/6 -- 初版

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最終更新日時:最終更新時間:2006年06月06日 15時38分33秒
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