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技術的雑談-Tomcat5.5をLinuxにInstallするの変更点

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!!!技術的雑談-Tomcat5.5をLinuxにInstallする

!!環境
*使用OS:CentOS 3.5(ちと古いか?)
*JDK 1.5.0_10
*Apache tomcat 5.5.17

!!目的
*Tomcat5.5をInstallし、単体でJSPを表示可能にする。

!!手順

!準備

Tomcat5.5を使用するにはJDK1.5系(Sun表記だとJDK5.0)が必要です。
(枝番については特に言及なしっぽいです。)
先に[[LinuxでのJDKのInstall|技術的雑談-LinuxでのJDKのInstall]を参照してJDKのInstallをして下さい。
(記事では1.5.0_03をInstallしているので、Directory名がちょっと違ったりしていますが、その他は今の1.5.0_10と同じです。)

また、Apache.orgの[Tomcat Project|http://tomcat.apache.org/]の「Download」→「Tomcat 5.x」から、「Binary Distributions」の「Core」をDownloadしておきます。
(Linux上で使うのであれば.tar.gz版をDownloadするのがいいでしょう。)

Tomcatでは5.5系から、従来の「Manager」や「Admin tool」が別パッケージとなり、Coreから独立してDownloadできます。
普通にJSP/Servletの実行環境だけを構築したいのであれば「Core」だけでOKです。
(「Administration Web Application」はWeb経由でTomcat自身の情報を見たり、設定を変更する為のツールです。あれば便利でしょうけど、今回はとりあえず扱いません。)

!Install

Linuxサーバの適当な所に.tar.gzを解凍します。「apache-tomcat-5.5.17」というDirectoryができます。
このDirectoryごと設置場所に移動させれば設置完了です。
(ここでは仮に/usr/java以下に置きます。)

また、Tomcatの末尾バージョンが上がるたびに環境変数などの再設定をするのはメンドクサイので、/usr/java/apache-tomcat-5.5.17を/usr/java/tomcat-5.5にシンボリックリンクしておきます。
こうしておけばバージョン上げてもTomcatの設置場所は/usr/java/tomcat-5.5なので楽です。

!設定

とりあえずそのままでも実行可能です。
設定を変更する場合は主に「/usr/java/tomcat-5.5/conf/server.xml」をいじります。
(Tomcat関係のページで「server.xml」と言えばこれのことです。)

Defaultの状態ではPort 8080にTomcatのhttpポートが開くようになっています。
(多くのDistributionではPort 80にhttpdがあるので、それと競合しないように8080に逃がしてあります。)
これをPort 80(普通のhttp://〜で参照できるPort)に変更するにはserver.xmlの以下の場所を修正します。

 (5.5.17の場合は76行目付近)
 
     <!-- Define a non-SSL HTTP/1.1 Connector on port 8080 -->
     <Connector port="80" maxHttpHeaderSize="8192"     <=★ 「8080」を「80」に修正
                maxThreads="150" minSpareThreads="25" maxSpareThreads="75"
                enableLookups="false" redirectPort="8443" acceptCount="100"
                connectionTimeout="20000" disableUploadTimeout="true" />

但し、Tomcat単体でWeb Serverを構築するのはセキュリティーや処理能力の点から推奨されない事が多いようです。
別記のmod_jkを使ってApache httpdと連携させるのが良いようです。

!起動・終了

とりあえずそのまま/usr/java/tomcat-5.5/bin/startup.shを実行すれば起動します。
終了させるには/usr/java/tomcat-5.5/bin/shutdown.shを実行します。

ただし、JAVA_HOME環境変数にJDKへのPATHが設定されていないといずれもErrorとなります。

事前に「export JAVA_HOME=/usr/java/jdk1.5.0_03」(パスは実際の環境と合わせて下さい)を実行して環境変数をセットしておきます。

起動時のLogは/usr/java/tomcat-5.5/log Directoryの下に「catalina.out」という名前で作成されます。
(このLogは起動のたびに後ろに追記されていくので大きさに注意して下さい。)

Defaultのserver.xmlではトップページにTomcatの紹介画面が出るので、JSP SampleやServlet Sampleで遊んでみるのも良いのではないでしょうか。

Sampleなどを表示させたくない場合は、同じくconf Directoryにある「server-minimal.xml」をserver.xmlにコピーして使いましょう。

!!関連項目
*[[LinuxでのJDKのInstall|技術的雑談-LinuxでのJDKのInstall]]

*[[mod_jkを使ってTomcatとhttpdを連携する|技術的雑談-mod_jkを使ってTomcatとhttpdを連携する]]

*[[複数のTomcatを立ち上げてmod_jk経由でロードバランスさせる|技術的雑談-複数のTomcatを立ち上げてmod_jk経由でロードバランスさせる]]

*[[複数のTomcat間でSessionの途切れないClusterを作る|技術的雑談-複数のTomcat間でSessionの途切れないClusterを作る]]
!!履歴
2007/01/17 -- 初版

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!!突っ込み
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