2010年6月の駄文
2010年06月13日……祝!はやぶさ帰還!
7年もの旅を終えてはやぶさが地球に帰ってきました。
実際にイトカワのサンプルが採れているかは微妙らしいですが、数々の故障を乗り越え日本時間2010/06/13 22:50頃に大気圏に突入し燃え尽きました。
U-STREAMのライブで火球がオーストラリアの夜空を流れるのを見ましたが、流れるというよりは明るく光って消えて行ったような感じです。
(新聞社のニュースはシャッター開けっ放しの連続写真。)
ライブの中の人が話していたところでは約3万9千人がライブを見ていたようで、回線混雑で繋がらなかった人もいっぱいいたんじゃないかなぁ。
今回の再突入はオーストラリアの落下地点から100kmぐらいの人までしか肉眼で見れないとの事でしたが、インターネット様様です。
詳しいいきさつはJAXAのページや各種まとめサイトを見て頂くとして、個人的には無事に帰ってきたことに対して感動を禁じえません。
うっかりすると涙腺が緩んでしまいそうなぐらいです。
もちろん、数々の致命的な故障を粘り強く乗り越えていったのは管制チームの功績なのでしょうが、本来命の無い探査機に感情移入して意思を持っているかのように感じてしまうのは日本人の特性なんでしょうか?
(大学の時にそういえば「日本的アミニズム信仰について」の小論文を書いた気が…。)
着陸時のトラブルがあったり、リアクションホイールが3つの内2つまで壊れたり、サンプルの採取ができたか確認できなかったり、決して満点ではありませんが、川口マネージャーも言っていたように今回のノウハウを生かして続けていって欲しいと思います。
多くの失敗があったということは同じだけの成功よりもより多い経験を獲得できたということなのですから。
はやぶさがカプセルを切り離して大気圏に突入する直前に「帰ってきた地球を見せてあげたい」とのスタッフの意向で最後に方向を変えて写した地球は深宇宙の光の無い小惑星を写すために作られたカメラにはまぶし過ぎたのかにじんでますが、はやぶさの涙ににじんでいるように見えました…。
思わず宇宙戦艦ヤマトの沖田艦長の臨終のシーンが思い浮かんでしまいました。
『地球か… 何もかも皆懐かしい…』
※不謹慎コラですいません。
どちらも宇宙を長く旅して人類の希望を届けるために命を掛けたからでしょうか。
沖田艦長との違いは、佐渡先生が入ってくる前に一人でひっそりと息を引き取ったのではなく、4万人近くの人達の見守る中で華々しく輝いて散っていったことです。
自民党でも民主党でもどっちでもいいですから、是非はやぶさ2計画を進めてください!