2008年12月の駄文
2008年12月31日……今年の総括
2008年もあとわずか。
仕事の上ではしょっぱなから心ならずも気に入らないプロジェクトに配属になり反乱することで幕が開け、しばらくの小休止期間を経てガリガリとコードを書く担当に復帰して、改めて「プログラマー」とはなんぞや?という1年でした。
個人的にやっぱり私はコードを書くことでしか生きられない人種なんだと。
大工が家を建てなければ生きていけないように、漁師が漁に出なければ生きていけないように、私はコードを書くことでしか生きていけない。
IT業界ではプログラマーって一番下層のカーストに属する役職のように言われるけど、やっぱりプログラマーがいないと始まらないわけで、やたらと「SE」とか「コンサルタント」みたいなカッチョイイ肩書きがもてはやされる風潮に自分なりに出来るところまで反乱し続けようと思う次第です。
「プログラマー35歳定年説」なんぞクソくらえだ!!
コンピュータが自分で自分のプログラムを書くようになっても「人間もなかなかやるじゃないか」と言われるように書き続けてやる。
私的なことではここ数年ゴタゴタしていた事がなんとかひと段落つきそうという事で、ようやく人並みなスタートラインに戻れたという感じ。
自分一人なら線のアッチ側とコッチ側をうまく綱渡りしながらやっていける自信はあったんだけど、やっぱりきちんとした下地がないと出来ない事があったり、周りの人間に心配をかけたり迷惑をかけることも多いわけで、そういう事をある程度はきちんとわきまえてやっていかないといけないのだなぁと。
異端な事をやったりしているうちに至らない所だらけの自分に対して期待をしてくれたり目をかけてくれる人がいたりして、そういう人達の事も考えながらやって行かなくてはと思ってみたり。
本来はそういう事はこんな歳になる前に気が付くべきなんだろうけど、命の重みが一回死掛けてみないとわからないように、数年間回り道をしたけどその分教科書で詰め込んだようなペラい知識ではなくて実体験として得る事ができたんじゃないかと。
暖かく見守ってくれた人達にただ感謝感謝です。
それでも、まあ、「人生なるようになれ」のスタンスは変わらないのだけど、気が付いたら40年もロックやってて女王様から勲章もらっちゃったロックバンドのように転がり続けていけたらいいなと思う次第です。
世間は不景気だ不景気だと騒いでいますが、不景気だから変えていいことと捨てちゃいけないものがあると思う。
人生も同じで、山あり谷あり、適当にやっていかなくちゃならないんだと。
(「適当」っていうのは「いい加減」ってことじゃなくて、「適切に当てはまる事」って事で。)
年末にローリングストーンズの映画『シャイン・ア・ライト』を観たり、色々とあったりして、「適当」やっていくのも大変だなぁ、うしし、という感じです。
心配しても始まらないし、何か考えている間にも周りはどんどん変わっていく。
来年はどんな歳になるのか。
どんな歳になってもいいんじゃない?
後悔だったら死んでからで十分だ。
来年も宜しくお願いします。