電車は嫌い
私は電車が嫌いである。
何で嫌いか?
一言で言えば「アホな日本人社会の縮図」であるからである。
確かに渋滞もなく高速に決まった時間で目的地に行く事は出来るが、その間がちっとも快適ではない。というか、精神衛生上非常によろしくないように思える。
今回は「私が何で電車が嫌いか」を論じてみたいと思う。
(ちなみに、私は都心に程近い私鉄とJRの圏内の人口過密な地帯に生息している事を前提として読んで頂きたい)
まず、自動改札が嫌い。
通れる所の幅が狭い。荷物を持っていると体を斜めにしてひねった状態で小さな「切符挿入口」にちっこい切符を入れなくてはならない。
しかも手間取ってしまったり、切符を取り損ねると回りの人全てが振り向くような大音響の警告音で催促してくれる。
こっちは金払って乗ってる「お客様」なのに、なんで機械ごときに改札の通過時間までせかされなきゃならんのだろう。しかも非常に使いづらいのにである。
また、こちらが通ろうとしている自動改札に向こうから人が来ると、今まで「使用可」だった改札が1m手前で「通行禁止」になる。非常に腹が立つ。
しかも、何かのうっかりで清算をし忘れ、自動改札を通ろうとすると足を挟まれる。
私は身長も平均より少し高く、歩くスピードも少し速いので、自動改札が不意に閉まると足をかけられて前に転びそうになる。実際に転びかかった事もしばしばである。それでも当の鉄道会社はそれを悪いとも思っていないようである。
JRなどは自動改札の導入時に「これでキセル乗車の減少、駅員の人員削減などにより経営の合理化をはかることが出来る」などと、さもありなん事を言っていたが、未だに料金の値下げは行なわれていない。それどころか考えてもいないような気がするのは私だけだろうか?
次に、社内アナウンスが嫌い。
一部の私鉄はバスのような「テープによるアナウンス」を導入しているが、大半のJRや私鉄は車掌による「かったるい」アナウンスである。
彼等も普通の人間なのだから普通にしゃべれないのか?何だかマイクを口に押し当てて全部の文字に濁点を付けたような不明瞭な発音をする必要がどこにあるのだ?昔の汽車の時代は列車の音や機関車の騒音がひどく、マイクの性能も悪かったためあのような発音をせざるを得なかったそうだが、現代は明らかに車掌のやる気の無さによるものじゃないのか?
接客業においては「笑顔」「声」「姿勢」はお客様を気持ち良く迎えるための絶対条件のはずである。1日何十万人もの乗客と言う「お客様」に接しつづける事で、「お客様は血の通った人間である」という事を鉄道会社は忘れてしまっているようである。
また、乗っている人間が嫌い。
- 居眠りして人に寄り掛かって来るオヤジ
- 混雑している車内を走り回っている塾帰りのガキ
- 公衆の面前で化粧直したり香水付けたりしているバカ女
- 目が痛くなるほどの香料の「におい」を発するおっさん、おばはん
- 音楽を「シャカシャカ」言わせて耳障りな若者
- 3両先まで聞こえるような大音量で馬鹿笑いしているヤンキーども
- 酔っ払って一人でブツブツ説教たれているちょっとおかしいじじい
- つり革で何回ひじで突っついてもよっかかってくるヤツ
- 足を踏んでも「俺じゃない」みたいな顔を決め込むヤツ
何で金払ってまでこんなヤツらと空間を同じにしなきゃならんのだ?
さらに、ダイアが乱れた時の対応が嫌い。
「鉄道輸送」と言うものをサービスと考えた場合、「人身事故」「天災」はまあしょうがないとして、「車両故障」とか「信号故障」はどう考えても鉄道会社の落ち度ではないのか?
落ち度あるサービスを提供して客に迷惑かけておいて、料金取るっていうのはどういう事かね?
電車っていうのはダイア通りにきっちりと決まった時間で目的地に確実に着くのがウリなのであって、途中で止まっちゃったり遅れちゃったりしたらそれはもはや電車使う意味が無いんじゃないの?そうじゃなかったらみんな車に乗るって。
やっぱり、鉄道会社の落ち度で電車が遅れた時は、全額とはいかなくても半額ぐらいは料金返すのは当然じゃない?サービスとして「不良品」だったんだから。
あと、某K急行。地下鉄サリンに便乗して駅のゴミ箱をなくすんじゃない!
単なる手間軽減だろ、本当は。おまけに最寄駅に普通電車しか止まらないようにやがって!!
余計に朝の快速特急が混雑しただけじゃないか!
ってなもんで、何とか電車の環境とサービスが向上してくれる事を祈るばかりである。
最終更新日時:最終更新時間:2005年08月02日 10時58分58秒
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