!!!自称「パソコン苦手」達よ!! 私はご存知の通りプログラムを生業に生きている人間である。 必然的にコンピュータに強くなる。 Windowsで大抵の操作はマニュアルを見ないでもできるし、新しいプログラムでも大体のものは外見から操作方法が理解できる。 そもそも、私がコンピュータを触り始めたのは今を遡る事20年近く、小学校低学年の頃である。 当時の「パソコン」は画面はアルファベットのカタマリ。 マウスなんて物は存在しない。 何かやらせたい時はキーボードを打ってコマンドを入力してやる。 ソフトは買えば何万円もするので、「月刊マイコンBASIC」などを見ながら手で打ち込んだ。 打ち込んだソフトは「データレコーダー」なるカセットテープレコーダーで保存する。フロッピーディスクなんて持っていたら驚嘆に値する世界だった。 そもそも、メモリー自体が全部で8kBとか16kBとかしか乗っていなかった。現在の一万分の1以下の容量である。 CPUだって、単純にクロック周波数で言うと、3.5MHzとか8MHzであった。平方根の計算を100回させるのに1秒弱かかったりしていた。 で、その頃は必然的に「マニュアル」が手放せなかった。 マニュアルを見てコマンドを探さなければプログラムを起動する事すらできない。 ソフトを起動しても、例えば書いた絵を保存するのでも[F1]キーを押すのか、「CTRL + S」なのか、そのソフトによってまちまちだった。 現在のWindowsではよほど特殊なプログラムでない限りメニューを見ればできる操作が全て表示されている。恐ろしく便利である。 まあ、こんな事が言えるのも「人にコンピュータがやさしくなかった時代」を経験しているからなのだろうが……。 しかし、そんな開発者の意図とは裏腹に根強く「パソコン嫌い」は存在するようである。 「キーボードアレルギー」とか「ディスプレイアレルギー」とか、単なるへそ曲がりだったり、その原因は様様だが、そんな人たちに共通するものが私には存在するように思える。 *マニュアルを見ない、もしくは理解しようとしない。 *誰かに説明されても二言目には「わかんない」を言う。 私も自他ともに認める「コンピュータマニア」だから、人に教えを請われる機会は多いが、最も腹の立つのが上記の症状の患者である。 私はこれらの患者を'''「怠慢性コンピュータアレルギー患者」'''と名付けたい。 もちろん、本気になってコンピュータを習得しようとしていても素質と言うか、性格というか、コンピュータに対して適性を持たない人がいるが、それも本当のところは「コンピュータ苦手」と思っている人々の2%ぐらいではないかと思う。 OSのベンダーやパソコンの販売員も悪いと思う。 「誰にでもできる!」「簡単!」「すぐにインターネットできます」というアホな文句でパソコンを売っている。 私は彼等こそJAROに吊るし上げられるべきだと確信している。 この際だからはっきり言っておく。 '''【パソコンは誰にでも使える。絶対に使える!!】''' でも世の中には「やりもしないのにできる」とか「やらないからできない」と勘違いしている人が多すぎるように思える。どんなに簡単な物だって訓練を受けるか練習をするから使えるようになるのだ。 車だって教習所に行って教習をする。学問だって学校に行って勉強をする。例え、自分の足を使って走る事ですら小さい時に両親に手伝ってもらい練習したはずである。 だからパソコンを世の中に普及させようしている人、もしくはこれからパソコンを習いたいと思っている人は是非とも心にとめておいて欲しい。 さっきの発言を正しい表現をすればこの様になる。 '''【パソコンは誰にでもできる。ただし、訓練が必要である。】''' まあ、これを見ている人は少なくともブラウザの操作は分かるはずだから多少はパソコンのできる人だと思う。それだって訓練があったからである。 「インターネットが見たい!」という情熱があったからこそメンドクサイプロバイダーの設定やら、WindowsやMacのダイアルアップ設定をクリアし、ブラウザにURLを打ちこんでこのページにたどり着いたはずである。 だいたい、「パソコンわからない」「インターネットってなあに?」というヤツに限って「パソコンって何ができるの?」とか「インターネットって何してくれるの?」とふやけて甘ったれた質問をしてくる。 '''ふざけるな!!''' パソコンやインターネットは「道具」であって、お前等の主人じゃないんだ!! お前等がパソコンを「使ってやる」んだよ!使われるんじゃない!! たいした目標があるわけでもないのにエラーが一発でたぐらいで「パソコンは言う事聞かないからわからない」ってアホな事を言うな!! 車だって「#$%&に行って!」って言うだけで走るか?ギアをいれてアクセルを踏むだろ? 「車ってどこに行けるの?」って間の抜けた質問はしないよね?どこかに行きたいから車に乗るんじゃないのか? それが物の使い方というものだろ? 私の教え方は「厳しい」とか「やさしくない」ともっぱらの評判だが、それは教えられる人間に主体性がないからだ。何がやりたいのか良くわからない人間にモノを教えられるわけがない。 本当にその人がやりたいことがあって私に頼んでくるのであれば、例え私ができないことでも一緒になって考えてやる。PhotoShopや年賀状ソフトなど、そうして私が習得して教えてあげたソフトだってたくさん存在する。 だいたい、わからないからって「教えてくれ〜〜」ってそのまま泣きついてくるなよ。今では何でも「****入門」とかいっぱい出てるんだからさ。最低でもその一つを読破してから分からない所を聞きに来てくれ。 おまけにそう言うヤツに限って「マニュアルは?」って聞くと「読むのがメンドクサイから捨てちゃった」とか悪びれる様子もなく答える。いい加減にしろ!! もし、貴方の周りにも「怠慢性コンピュータアレルギー患者」がいたら是非問い詰めてやって欲しい。 '''「マニュアルは読んだのか?」''' '''「お前は何がしたいんだ?」''' と。