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毒入り-2000年9月22日の変更点

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!!!チョンマゲを切れ!NTT!

久々の更新です。
転職やらHDDの昇天やら、いろいろあって更新が滞ってた。
ごめんなさい!!

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今日、何気なくMSNでニュースを見ていたらこんな記事があった。

 NTT西、東日本で数千人の希望退職者募集へ
  2000 年 9 月 22 日 
 
  NTT西日本と東日本は二十二日、合わせて数千人規模の希望退職者を募集する
 方針で、組合と交渉していることを明らかにした。両社は九九年から二〇〇二年度
 までに、計二万千人を削減する計画を進めてきたが、日米規制緩和協議で他の通信
 事業者から徴収する接続料の大幅な引き下げに合意し、固定電話の通話料の値下げ
 競争が激しくなってきたため、一層の合理化に踏み切ることにした。
 早ければ来週中にも労使が合意する。 
 
  募集は今秋にも開始し、応募者には基本給の十か月分程度が退職金に上乗せされる
 見込みだ。 
 
  NTTが希望退職を募集するのは、一社体制だった九三〜九四年度以来、
 二度目となる。 

これを見たとき、私の感想はズバリ「ざまあみろ」である。
なぜなら、私は常々JRとNTTほど傲慢不遜な会社はないと思っていたからである。

特に、NTTは最近もはらわたの煮え繰り返るような思いをさせてもらったばっかりなので、今日は非難覚悟でNTTをいじめさせていただく。
最も、NTTと言っても実際にはNTTグループといって何社かに分かれているのだろうが、そんなことは無視させていただく。あらかじめご容赦されたい。
どうせ元はいっしょだったんだから、分けるほどのこともないだろう。

事の発端は「フレッツISDN(インターネットの常時接続定額サービス)」である。

私は横浜に住んでいる。横浜も北のはずれの鶴見区だ。
フレッツは地域によって申し込み開始とサービス開始がばらつきがあり、我が鶴見区は7/17からの受付、8月下旬頃のサービス開始とWebでは謳われていた。
現在、テレホーダイでアクセスしている私は、夜の11時からインターネットしまくる現在の不健康な生活を是正するべく、7/17当日にWeb上からフレッツを申し込んだ。

確か7/17は金曜日。でも日曜日には電話で申し込み確認の電話があった。
いくら申し込み開始直後の人気サービスだからといってまさか日曜日に確認電話がかかってくるとは思わなかった。
商売人根性、「お客様は神様です」の前では商売人に休日はないのだ。あっぱれである。
電話をかけてきたのはちょっとおじさんの結構感じの良い人だった。対応も丁寧で、「申し込みが殺到しているので、サービス開始が少し遅くなるも知れません。申し訳ございません。」と、始まってもいないサービスの遅延を謝罪していたりもしていた。こっちのほうが頭が下がってしまう。
この時点まではNTTのフレッツにかける意気込みのようなものを疑わなかった。

が、やっぱりというかまたというか、8月になってもサービス開始の案内の電話が来ない。
同じく横浜の横浜のに近いほうにすんでいる友人のところには8/30サービス開始の電話があったらしい。内部情報によると鶴見区は申し込みが殺到しているので時間がかかるとの事だ。
仕方ない、ちょっと待ってみるか。

しかし、向こうも商売、こっちもお客で金を払うからには口約束のサービス開始日であっても黙って見過ごすわけには行かない。
事を荒立てても楽しくないので、NTTのホームページからFormに記入して「遅れるみたいですけど、いつ頃になりますか?」とメールで連絡をしてみた。
3日ぐらいして届いた返事は定型文の貼り付け臭い紋切り型の「申込者殺到の為、大変申し訳ありませんがサービスの開始が遅れます」という内容だった。
しかしこれでは話にならない。商売には「いつ」という期限があって然りなのだ。「遅れます」だけだったら期限はいらん。
早速折り返し「サービス開始の日付を教えて欲しい」とのメールを出した。

多分1週間ぐらい経ったころだろうか。日付は既に9月になろうとしていた。
仕事で外出し、地下鉄のホームで電車を待っていたときに見なれない番号から電話がかかってきた。
とってみるとNTTからだった。
若そうな男の人が「遅れて申し訳ありません。9月中旬にははじめられますので、それまでご容赦ください。」との事だった。
「とかなんとか言って、本当は私の分だけ忘れていたんじゃない?横浜で同じ日に申し込んだ友人は既にサービス始まってるよ」と意地悪を言うと、「同じ横浜でも担当局が違うので、同じサービス開始日にはならない」と丁寧に説明された。
最後に「なるべく早くはじめられるように努力致しますので、どうぞご容赦ください」との丁寧な謝罪で電話は終わった。電話の相手の肩書きは確か課長だったと思う。名前は忘れたが。

しかし、待てども暮らせどサービス開始の案内は来ない。
早合点してテレホーダイを解約しなくてよかったらしい。で、9月も1週間あまり過ぎ、電話で言っていたサービス開始の「9月中旬」まで約10日ぐらいかな〜と思われる頃で、しつこく3度目のメールを出してみた。
同じくWebから出したのだが、さすがに3度目なので口調は厳しくなる。私は個人的にコンピュータのサポートやWebの管理で商売をしていたので、フレッツが始まらないと困るのだ。
それに何より、同じ「コンピュータサービス業」に従事する者として「納期破り」は快く思わない。誠意の問題だからだ。
もし私がプログラムの作成を受注していて納期を過ぎた後で「忙しかったので納期過ぎちゃいました」なんて言った日には即刻取引停止だからだ。少なくとも「間に合わない」という見通しが立ったできるだけ早い時点でこちらから電話を入れるのがスジだ。
その辺の鬱憤も含めて「こちらには既に損害が出ているわけだし、そろそろいい加減にして欲しい。サービス開始の正確に日にちを教えて欲しい。遅延している理由をもっと詳しく教えて欲しい」というような内容をNTTに送らせていただいた。

が、またしても定型分の紋切り型のメールが来ただけ。
内容は前回よりもグレードアップしているが、はっきり言って自動処理で送られてきているのではないかと疑われても仕方ないような内容だ。それにしてはこちらからメールを出して返事が来るのに4日ぐらいかかってるのだが。

遅延の理由は当り障りのなさ過ぎる内容でわけがわからない。
日にちは一気に11月下旬まで先延ばしされた。
こっちの質問には何にも答えていない。
極悪メールの見本のようなメールだった。人をナメるにもほどがある。

もちろんそんなメールに「はい、そうですか」と笑ってすませられるほど御人好しではないので、すかさず返答を出す。
「誠意ある対応をして頂けないのならこちらにも考えがあります!!さすがに3ヶ月もサービス開始が遅れるようであれば損害賠償請求と詐欺罪での告訴も考えます」とかなり強烈にまくし立てた。
が、未だに返答無し。
さては私の名前がNTTのクレーマーリストに載ったか……?


それとは別に、OCNエコノミーの申し込みをした時だ。
「事前コンサルティングサービス」みたいなものが謳われてて、OCNエコノミーを導入する前にNTTの職員が来て相談に乗ってくれるというようなものだった。
で、Webで申し込みをして2日ぐらい経った日に、確認電話があった。NTTデータのOCN営業部とかなんとか言っていたような気がする。
コンサルティングをしたいので、空いている時間を教えて欲しいとの事だった。
私は平日の昼間は極普通にサラリーマンをしている。ので、当然そんな時間に会うことはできない。しかも自宅を遠く離れた東京で仕事をしているので「ちょっと抜け出して…」というのも不可能である。
なので、できれば夜か土日にして頂けないだろうか?とたずねてみると。「こっちも営業時間内でやらせてもらっているので、夜間や土日は営業に行くことができない」との返答だった。

おいおいおいおい………。一体どこの世界に土日夜間働かない営業がいるのだ???
世の中のほとんどの人間は平日の昼間には会社に行って働いているんだぞ!!そんな時間に行けるわけないじゃないか!!
それとも何か?NTTは自分のサービスを買っていただくお客様にわざわざ有給でも取れと言うのか?
まあ、NTTの営業といえども妻子家庭のある身だから、あんまり無茶を言うつもりはなかったが、傲慢不遜な口調とのっけから意欲のない態度に開いた口がふさがらなかった。
するととどめに「月曜日にでもパンフレット送っておきますので、それで申し込んでください。パンフレットで申し込まれた方もいますから。」だそうだ。パンフレット読んでわかるようなことはこっちは既に勉強済みなんだよ!!それ以上の具体的な内容を聞きたいからわざわざコンサルティング頼んだんじゃないか!!
商売っ毛がないというか、客に対する敬意がないというか……。これが日本の電話線の実質ほとんどを握っている会社かと思うと恐ろしい気がする。

さらに細かいことを思い出して言ってしまえば、ISDNを申し込んだときのこともある。

今のアパートに引っ越したとき、「私はPHSを持っているし、昼間は誰もいない家だから電話機は置かないで、電話線はインターネット専用にしよう」ということにしていた。
ターミナルアダプターはつけていたが、受話器などのある「いわゆる電話」は付けていなかった。回線は最初はアナログだったので、NTTのホームページでISDNを申し込み、ターミナルアダプタを取り付けて開通を待った。
が、待てど暮らせど返事がない。おかしい。
と、思っていたある日、NTTから手紙が来た。
何度連絡をしても留守なので手紙を書いたということである。
「??????」
もちろんPHSはいつも肌身はなさず持っているし、電波の圏外にも当時はほとんど出ることがなかった。
しかも、「早急に電話が欲しいので 0120-XXXX-XXXXまで電話が欲しい」と書いてあり、連絡先はそれだけだった。
PHSで電話をしてみたが、そのフリーダイアルはPHSを受け付けてくれない。
仕方無しに近所の電話ボックスに行き、電話をかける。
しかし、かかったのは町田の営業所。私の家は鶴見区。
町田のオペレーターも驚くやらあきれるやらで、結局別の番号を教えてもらって、西横浜の営業所に電話した。

で、担当に聞いてみると、どうやら電話のつながっていない、アパートの電話に連絡をとりつづけていたらしい。
もちろん、申し込み時には連絡先にPHSを指定しておいた。
連絡ミスかどうかしらないけど、ただただあきれるばかりである。
しかも、その担当の人からはついに一言も謝罪とか申し訳ないとかそんな言葉は聞くことができなかった。
終始「てめえ、何で電話に出ないんだ。手間かけさせやがって」みたいな態度である。


この他にも数え上げればきりがないが、それだけ生活に密着しているNTTなだけに、もうちょっとちゃんとして欲しいと思ってやまないのである。
電電公社からNTTになって、さらに分割されても、はっきり言って彼らの企業態度は「企業」と呼べない。
はっきり言って「お役所」である。
インターネットのご時世になって「Tele-Communication(遠隔通信)」というものがもはやガス・水道・電気と同じレベルにまで重要性が高まってきていることを彼らは気づいていないのだろうか?
朝9時に来て夕方の5時まで自分の机の前に積まれた事をできるところまでやっていれば良いのではないのだ!!

NTTのすべての社員が「お役人」だとは思ってはいない。ましてや「お役人」が悪いとも思っていない(職業を差別するのは「仕事人」としての自分の尊厳を傷つける!)。
しかし、「企業」として「お客様」と「商売」をする気だったら、いい加減に前近代的な「お役所思考」は捨てたほうが良いのではないだろうか?


既存の電話線の上にあぐらをかいて傲慢不遜な態度をとりつづけるNTTにはきっといつの日かさばきの鉄槌が下るのではないだろうか?
「とっとと下ってしまえ!!」と強く願っているのはきっと私だけではあるまい。