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毒入り-2001年8月11日の変更点

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!!!私的・靖国問題

この時期になると色々うるさいのが「戦争問題云々」の話である。
幸いにして(?)今私のアパートにはテレビが無いし、FM横浜ではそういった俗っぽいニュースはやらないのであまり目にも耳にも触れないのだが、インターネットで随所で見られる意見に対して私なりの反論を述べてみたい。

ちなみにこの件で私のホームページを荒らしたり、匿名で言いっぱなしで逃げる奴は既に負けているとみなすので反論するにはそれなりの覚悟を持っていただきたい。
こっちは実名付きで述べちゃってるんですから。

さて、なんで靖国神社に日本の首相が公式参拝してはいけないのか?
曰く、「靖国神社は旧日本軍の戦死した兵隊たちの霊が祀られている所であり、過去の戦争犯罪に荷担した者達に日本の首相が公式参拝することは、日本によって蹂躙されたアジアの国々に対して耐えられないものがあるから」といった所だろうか?

おいおい、過去の戦争に従軍した人間の霊に対して参拝する事がなんだって言うんだ?何か勘違いしていないか?
確かに大日本帝国はアジアや欧米に対して侵略戦争を仕掛けたが、それによって戦死した人間と国家の犯罪とは別物じゃないのか?
戦争犯罪によって死んだ加害者側の兵隊の霊を祀ってはいけないとでもでも言うのか?

日本の宗教(実は良く神道の事は知らないのだが、)では、死者の霊魂は生者が祀ってやらないと野ざらしになっているのと同じ事なのだ。
つまり、形の上で埋葬されて土に還ってもその霊魂は迷える魂となって災いするんだぞ。
確かに近代国家では政教分離の原則が前提ではあるが、死者に対しての敬意というものがそれによってないがしろにされていいとでも言うのだろうか?

また、他の国に文句を言われるからといって、なにはともあれ「お国のために」死んでいった人たちを未来の人間が悪者扱いしていいのだろうか?
「国家が」「政治が」「外交が」とか言う前に人道的にそれって許される事なのだろうか?

そもそも、そんな事で外国にグタグタ言われて反論できない日本政府が悪い。
国家とか体制とかそういう逆らえなかった現実のために一家の大黒柱や前途ある若者を徴収され戦場の露と消されてしまう事に従わざるを得なかった日本の家族がどれだけあった事か。
戦争犯罪というのは確かに外国に向けての面もあるが、国内の失われた肉親への慰霊や、その生き残った家族への尊厳的なケアはどうなるのだ?
例え死んでも国民は国民だ。国家によって殺されたのであれば国家が責任を持って弔ってやらなければ真に国民を面倒みているとは言えないのではないか?日本国内にいても「お前は人殺し・侵略者の兵隊の家系なんだ」とけなされなくては生きていけないとでも言うのか?

国民の尊厳を守れない国家は国家ではない。
あえて私は断言する。
「靖国神社に参拝して過去の死者たちに弔意を示せない政府は、いつか外国の要求によって国民を犠牲にする政府である。」

非常に右寄りに聞こえるかもしれないが、私は過去の戦争を肯定するつもりは無い。戦争に負けてしまった以上、日本は悪い事をしたのだ。国家間の争いにおいて事の正当性は関係ない。所詮外交は強いものが正しいのだ。日本は負けてしまった以上「私が悪かった」と言うしかないのだ。これは戦争のルールだ。

戦没者を祀る場所はどこの国にでもある。
でもそこに政府の代表が参拝(?)に訪れないなんて話は聞いた事が無い。そんな代表者は即刻罷免されるであろう。
日本政府はバカか?いや、そんな根本的な事がわからない日本人はバカか?

日本の首相は絶対に靖国に参拝するべきである。
知事は各所の戦没者慰霊碑を参拝するべきである。
日本国民は戦没者に対して手を合わせるべきである。

過去の過ちを「無かった事にしよう」と暗部に葬って目を向けないのはガキのする事である。いや、ガキにも劣る。
過去の過ちがあったらあったでそれをきっちり認め、「それによって犠牲になった人たちの為にも、二度と同じ過ちは繰り返すまい」と毎年誓っていく事こそが過去の犠牲者たちを無駄にしない事なのではないだろうか。

あくまでも外は外、内は内。
ただ外国に言われるままに怯えて靖国神社や戦没者の意味を考えないのは単なる脳ナシである。
そんな外国任せのフヤフヤな行動しか取れないからいつまでも日本が信用されないし、信用できる謝罪があったと認められないのではないだろうか?