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FlightLog/2009-10-11

  Flight Log 2009年 10月 11日 - 下総総攻撃当日


明けて当日。
心配していた早朝の濃霧も無く、無事に快晴の朝になりました。

早速機体の係留を解いて掃除をします。
残念ながら欠員は出なかったので予定通り離陸組のままでしたが、機体をそれぞれピカピカにしました。

展示機はモーターグライダーがGrob-G109B、IS28-M2、SF28A、セスナが172K。
それぞれ予定通り7時に大利根を飛び立って行きました。
大利根から下総までは片道15分。

着陸組を見送った後に、クラブ員のKMT先輩と一緒に残ったG109Bで散歩に出かけました。

今日のコースは大利根から一路日光中禅寺湖。
北関東はそのうちナビ訓練で飛びまわることになるので、その下見も兼ねて…。

RWY07を離陸してダウンウインドデパーチャーで進路を330°に取ります。
大利根から真っ直ぐ北上すると竜ヶ崎、阿見の飛行場や霞ヶ浦基地の空域にかかるので北北西に進路を取ると上手い具合にそれにかかりません。

私は右席でひたすら地図とにらめっこ。
牛久沼、筑波山はすぐにわかったのですが、北関東はあまりなじみが無いので地上目標を識別するのにかなり骨が折れます。

途中、小山上空を通過して日光方面へ。
上空から見るとまだあまり紅葉していないようで、シーズンはもうちょっと先のようです。

中禅寺湖手前の華厳の滝を空撮する為に少し旋回しますが、気が付いたときにはかなり近寄ってしまい、あまり上手く撮れなかったかも…。KMTさん、すいません!

第一・第二いろは坂あたりから風で揺れだしたので男体山に接近!
「山に来て揺れる時は山肌に近づけば揺れない」とのこと。
時間もそろそろアレなので、中禅寺湖の南を越えて足尾付近を越えて、渡良瀬川遊水地を目標に南下。
渡良瀬川遊水地は足尾銅山や田中正三で有名な足尾公害事件の舞台でもあります。

遊水地を過ぎると前方に「山」の字をひっくり返したようなキラキラ光るものを発見。
どうもそれが牛久沼らしいという事で、それを目指してひたすら真っ直ぐ。
風も穏やか。
KMTさんは小型機からグライダーまで乗る人なので、中禅寺湖から大利根まで真っ直ぐ高度を速度に変換しながら飛ぶあたりはさすがです!


何とか下総離陸組の集合時間の10時チョイ前に大利根に到着…と思いきや、離陸班の皆さんは既に私以外集合済みでした!皆さん、すいません!!m(_ _)m

今回のフライインは応募者多数の為、展示機に関しては「大利根〜下総基地」の着陸組と、「下総〜大利根」の離陸組に分けて貴重な「下総ログ」を多くの人がつけよう!という事になっていました。

陸路下総基地に着くと、P-3C用のデッカイ格納庫前にモグラが展示してあります。
この格納庫、大利根のモグラが全部入るんじゃないの??

目の前には川崎製の「世界で唯一外洋に離着陸できる飛行艇」のニューバージョン、US-2が!
その他にもやたらと急旋回ができる国産輸送機のC-1とか、自衛隊仕様のYS-11T、もちろんP-3Cもあります。

展示場所にはロープが張ってあるのですが、私はまだクラブのジャンバーを持っていないのでちと入りづらかったですが、慣れてしまえば「ロープの内側に入れる優越感」が!
涙チョチョ切れものです。

途中、お弁当まで頂いたりしながら離陸の時間まで機体のそばから自衛隊の機体を特等席で鑑賞させて頂きました。
特に、体験搭乗のP-3CやYS-11が「お客さん」を乗せて離着陸する様子や、US-2のエンジン始動からタキシングを何も邪魔するもの無く眺められたのはフライインという貴重な体験に与れた特典です。
ありがたやありがたや〜。

YS-11はつい去年日本で飛ぶ民間機が全機引退してしまったので、北海道で度々YS-11に乗った私としては感慨深いものがあります。

US-2のタキシングをタンデムファルケの前で動画撮影していたのですが、US-2が向こうに行く時に物凄い風が!!
おもわずファルケがひっくり返るのではないかと押さえてしまいました。
やっぱり4発機はすごいですね!

やがてウチらの離陸の番になりまして、衆人環視の中、搭乗してエンジン始動。
ファルケはカッコイイのか、前で写真撮影している人が多目でしたが、そこに私が乗っているんだ!!とか思って少し鼻高々でした。
(本当は荷物いっぱいで身動き取れなかったんですけどね^^;)

モグラならそのまま離陸できるほど立派な誘導路をタキシング。
自衛隊基地を誘導路の機体から眺める!もうKKI教官じゃないですが「鼻血ブー」です。

そのKKI教官のG109Bは離陸後に180度ターンして観客前をローパスしたとの事ですが、足の遅いファルケはなが〜い滑走路から離陸してそのまま帰途に着きました。

一歩下総を離れればそこはいつもの大利根の訓練空域。
帰りに下総管制圏外から大利根のRWY07ベースまで操縦させて頂きましたが、訓練生の私を教官の後席に乗せて頂けた事に感謝感謝です。
そんなわけで訓練生の身分で訓練機以外の機体でログをつけることができましたm(_ _)m
いつもの機体ではないので勝手が違いましたが、たまには違う機体で飛ぶのもいいですね!
早く免許取ろうと思います。


クラブハウスに戻ると、そこではお土産の争奪戦が始まっていました。
目玉は「下総基地50周年記念ワッペン」。
ジャンバー持っていない私はワッペン獲得はできませんでしたが、頂いたフォルダーとカップに同じマークが入っていたので良しとします^^

このような貴重な体験をさせていただいたIJMさん、教官の皆様、社長、基地の皆様に感謝感謝です。

この週末はいっぱい飛んだ〜!!


【画像】


  • 超低速ローパスをするUS-2

デッカイフラップを総動員して気流を下に捻じ曲げます。

  • カッコイイ タンデム・ファルケ SF28A

  • 下総基地誘導路からハンガー方面を

後席とはいえ、離陸前にこういうことはいけません(自分)
キャノピーに写りこんでいるのは…。

  • 下総から離陸するSF28A前席のFJN教官

  • 一方、計器少な目、荷物多目の後席(笑)

  • 【動画】US-2のタキシング 突風でファルケを飛ばされるかと思いました

突風!!.wmv(610)

  • ごめんなさい。てっきりチョークは足下に入ってたと思って....今度は前席でどうぞ。 - 凶状1016 (2009年10月15日 23時28分32秒)
  • 凶状1016様>最初は足の前に入れておこうと思ったのですが、そうするとスティックの動きに干渉しそうで、「コ」の字を前に開いた状態で水平に足の下に置いてみたんです。が、そのままだとラダーペダルに足が入れられず、こーなったわけです。実は上空で握った時は左手でチョークを持ち上げて右手で操縦してました(爆) 「着陸もどうぞ〜」と言われたら口でくわえようと思っておりました。(ラジオはどーすんでしょう…。) - Tsubasa (2009年10月17日 23時08分45秒)

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最終更新日時:最終更新時間:2009年10月17日 23時08分45秒
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