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FlightLog/2009-8-29

  Flight Log 2009年 08月 29日 - RWY Change


8月最後の週末は天気は良いけど風が無くて暑い暑い…。
始業前点検とエンジンの試運転をするだけで汗ダクです。

今日の訓練は主にストール。
ストール4種類をそれぞれ練習しますが、ストールの訓練って教官の色が良く出ますね。
飛行機寄りの教官はストール直前の傾きに割りと神経質?
グライダー寄りの教官は少しぐらい傾いていても割りとそのまま行ってしまう。
それぞれの「慣れた」飛行特性の違いなのか、それとも性格なのか…。

今日は教官の性格なのか、それとも上手い具合にストールに入れたからなのか、わりと「ガックリ」とストールに入れました。
自分のウデが上がってきたから…と信じたいのですが、ま、今日は風も無かったですし。

ストールの後はスローフライトと急旋回。

「急旋回?」
実はまだ急旋回やった事がありません。なっちゃった事は度々ありますが。

45度バンクで旋回に入ります。
どういうわけだかエンジン・アイドルのままくるくると降下しながら右360度、左360度。
バンクが急ではあるものの、意外とそんなに「落ちる」ものではないな〜と思いました。
でも、コレ、速度抜けちゃったら普通のバンクよりも危なそうですね…。
エンジン・アイドルは速度をピッチでコントロールさせることをわからせる為の手段なんですかね〜。

45度バンクでのGは1.4G。
さすがにここまで行くと滑っているのかちゃんとGが自分の真下に向いているのかわかりやすいです。
ってか、結構グイグイとGがかかる感触。

Gにビビって引いてしまうとそのまま速度が抜けてしまうので、スピードを抜かない=降下率一定でグルグルします。
うーん、これもなかなか面白いぞ。
(45度バンクでこれなんですから、コンバット・フライトシュミレータとかで90度近い急旋回とか普通にやってしまうのがいかにムチャな…いえ、極限な飛行なのかが良くわかります。)

スローフライトのエンタリングがどうしてもいつも一瞬手順がわからなくなってしまう。なんででしょう?
エンジンを一旦1000rpmぐらいに落として、高度が下がらないようにエレベータで釣って、地上で尾輪をついている時ぐらいまで頭を上げて90km/hになったらそれ以上引かなくても落ちないようにパワーを足す。
大体2000回転付近で90km/hの水平飛行ができるはず。

スローフライト中は舵の利きが悪いので通常時よりも大きく修正をする。
旋回は失速が近いので15度ぐらいのバンクでゆっくりと回る。

スローフライト中はピッチで速度、パワーで高度の上下をします。

逆に、スローフライトから抜ける時は、パワーを足しつつ、高度が下がらないようにスティックを徐々に押す。
(いきなり2700回転に入れて頭を突っ込んではいけない!スピードがついてこないので高度が落ちます。)

最後は1300ftでオーバーフィールドしてダウンウインドからトラフィックに入ってRWY25に着陸。

降りてしばらくクラブハウスでアチーアチー言っていると、さっきまで微風だった風がピタリと止んでおりました。

上空で訓練に同乗している教官から「地上の風どう?」と問い合わせがあって「無風です」と答えると、しばらくしてから「RWY変えましょう」と。
無風なんだけどなぁ…と思っていると徐々に逆側から風が!

おお〜!これがベテランの読風眼というヤツですか!!
(正直勝手に感動していました。)

トラフィックにいたのはその1機だけだったのですが、その1機はさっきRWY25でタッチアンドゴーやって飛び立ったばかりなのに、次のタッチアンドゴーは反対のRWY07ど行う事になったわけです。
うーん、一粒で2度オイシイ!

そんなこともあるって事です。
ちなみに、トラフィックに複数の機体がいる場合は、RWYチェンジが宣言されたら新しい風下側の機体から順番に回れ右していくそうです。
(右旋回なのか左旋回なのかはわかりませんが…。)

そうそう、今日の始業前点検でちゃんとG109Bのエンジンオイルの量を聞きました。

  • G109Bのエンジンには「max」のラインで3.5リットルのオイルが入ります。
  • 逆に「min」のラインの時、エンジンの中には1.75リットルのオイルがあります。
  • 「max」と「min」の間の差分は1.7リットルです。
  • エンジンオイルは入れすぎても無駄に燃えてしまうだけなので「max」と「min」の中間ぐらいになるまで入れておくようにします。
    • って事は適正量のエンジンオイルの量は1.75 + (1.75 ÷ 2) = 2.6リットル前後、って事ですかね?

むぐぐ。

あ、あと、G109Bの尾輪タイヤがソリッド・タイヤではなく空気の入っているタイヤだと初めて知りました。
どうして知ったかというと、尾輪のパンクがあったからです(爆)

工場から整備士様が来て直して頂きましたが、ミカン箱(酒屋の通函)に車のチューブを乗せ、その上にG109Bの後部胴体を乗せて、尾輪のシャフトのナットを外し、尾輪を抜き取って交換。
5分とかかっていませんでした。スゴイ。
(ってか、機体重量の何分の一かがあの細いボルトにかかってるんですか…?(汗))

直った瞬間、野次馬の皆で思わずバンザイ!
無事に全員が日没までに訓練をする事ができました。

クラブのブログには出ていませんでしたが、いつも始業前点検を一緒に行って教えていただいている先輩訓練生のSGKさんがファーストナビ訓練に出られました!
おめでとうございま〜す!!
(私がエアワークで上空でアワアワしている間中、航法計画書を書いてました。)

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最終更新日時:最終更新時間:2009年08月30日 21時28分56秒
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