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!! Flight Log 2009年 07月 25日 - 初ログ!!
ども。
強風で誰も飛んでいない所にネギ背負ってやってきてしまうTsubasaです。
本当は今週末も土日共に仕事の予定だったんですが、前日にお誘いを受けて航空廃人の先輩皆様の顔を見たら飛びたくなってしまいました!(自爆)
いーんです、仕事なんて。
どーせ後たっぷりと20年はやるんですから。
いや、それよりも練習許可書も来た事だし、とっとと飛びたかったんです!!
……それを「航空廃人」というのか……orz
そんなわけで迷った挙句昼前に飛行場に着きました。
練習生としてあるまじき重役出勤。
…が、モグラが全機カバーかかってるじゃないですか!!
風もかなり強く吹いていたので「今日は飛べない日か?!」と「(´・ω・`)」こんな顔しておりました。
それでもクラブハウスには人がゾロゾロ。
なんと教官が5人もいるじゃないですか!
で、別に強風につき飛行禁止…というわけでもないそうです。
G109Bの実証横風離着陸風速は横風11ktとの事ですが、風向きが割りとRWY25に正対気味だったため、大丈夫だという事で。
ヽ(^▽^)ノ
サウナのようなクラブハウスで昼食をとりながらもうちょっと風が弱くならないか日和っていましたが、そんな気配は微塵も感じられず。
しまいにはホワイトボードに貼り付ける「教官マグネット」をガチャガチャして目隠しして1個選んで誰に同乗をお願いするか決める事に。
見事に「ファースト・ログ」を引き当てたのはなんと主任教官殿!
某ソルジャー氏その他皆様に数々の主任教官伝説を聞いていたので「(滝汗)」でしたが、なぜか主任教官殿欠席裁判の元そのまま決定。
主任教官殿「え、俺なの?早く言ってよ〜!」
というわけで、カバーを外して機外点検をして、試運転をして訓練となりました。
(昼過ぎの地上でのエンジン試運転は暑くて暑くて…(汗))
誰も飛んでいないのでスポットから出たら滑走路をバックトラック〜。
主に教官がタキシングをして下さいましたが、さすがは主任教官。強風でも鮮やかなタキシングでRWY25に到着。
(自分でやってたら後5分はかかったかも知れん(汗))
*エンジン始動前の操縦系統チェックでのスポイラーの着目点は「左右対称にOpenされる」事
*ランナップはできたら風に正対して行う事
*ランナップのスポイラーはオープンせずにロックの確認だけ行う事
そうそう、今日は初めて(始業前点検のラジオチェック以外で)PTT押しました!
「ランナウェイ25」は御愛嬌ということで…(殴)
RWY25にインツーポジションした所で、
教官「離陸滑走の目標は?」
自分「中央の白線を外れない事?」
教官「ブーッ。もっと遠くに目標を取って下さい。あそこの鉄塔とか。」
なるほど。
(でも、正直今まで「40km/hでノーズダウン」の「40km/h」を速度計で見れたことも無い…。必死です。ドンブラコッコです。)
「テイクオフ」をコールしてスロットルをちょっと開けて、真っ直ぐ進む自身がついたらフルパワー…って、真っ直ぐ進めるのか?!
モタモタしていると教官からアオリが入る。
思わずスロットルを「おりゃぁ」と押し込むと「優しくないっ!」
あうう。
風が強いせいか何なのか、車輪が地面を離れてもなかなかそれ以上浮かない。
ってか、地上3mぐらいに粘りつく感じ。
いつもの加減でスティック引いても上がってくれない。
教官「アップ!アップ!(両手でジェスチャーしてたみたいです。地上の人談。)」
で、これも(気分の上では)目いっぱいスティックを引いて何とかいつもの角度での上昇姿勢に。
(何だったんだろう?)
エアワーク場所の沼上空に向かうべく、進路を南南東へ。
先週はここで風に流されて大きく弧を書いてしまった事を思い出して、流されないように〜と思ってもやっぱり流される(+_+)
首を振りながらヨタヨタしていると。
教官「違うなぁ。見ているところが違う。(グイッ)ここ。」
機首をかなり右に向けて、
教官「行きたいのはあそこ。機首はこっち。」
とやると、ピッタリと機体がおさまるのです。
不思議だ…。
沼の上空で1500ftまで高度を取って、今日は「旋回シリーズ」との事で、
*左右90度水平旋回
*左右360度水平旋回
*左90度-右180度-左90度旋回
*それぞれのゆるい角度でのバンク
主な注意点は
*高度を変えないこと、ピッチを変えないこと
*旋回中のバンクを変えないこと
*90度以上の旋回は90度毎に90度先の目標を見つけて90度旋回を繰り返す事
と、わかっちゃいるけどそうは行かない…。
「旋回は千回やらないとね」とは言われませんでしたが、まさにその通りで。
奥が深い。
教官曰く、
「旋回には3つの操作があります。
'''(1)初動 (2)保持 (3)停止'''
左に旋回する場合、初動は手(スティック)を左、足も左。
保持は手だけ中央よりも右に少し戻してバンクを「保持」、足はそのまま。
停止は手を右、足も右。
Tsubasaさんの場合「保持」がないから旋回中にバンクが一定にならない。」
なるほど。
で、「初動、保持、停止」を声に出しながら旋回をさらに練習。
教官「違うなぁ〜。Tsubasaさんの場合は『初動っ!』『保持っ!』『停止っ!』になってるんだけど、もっと『しょどぉ〜〜〜〜〜〜っ』『ほじぃ〜〜〜〜〜〜』『ていし〜〜〜〜〜』って感じなんだよ。わかる?」
Tsubasa「?(;・_・;)?」
降りてからその意味はちゃんと聞いたのですが、要するに「イメージがデジタル、直角に曲がろうとしている」という事だったようです。
「レフトサイド・クリア」で行き先の目標を決めた後、その「ポイント」しか頭に無いからそこに至る道筋が頭の中で直角になってしまう。
「ポイント」を決めた後にそこに向かって滑らかな曲線の道筋をイメージしてそれを辿るように旋回する事によって旋回中のバンクをどのように保つべきなのか、いつ停止動作に入るべきなのかを「イメージしやすく」できるという事でしょうか。
確かに「曲線の上を機体で辿る」なんて発想もイメージも余裕も全然無かった……orz
さらに、沼の上空へ横風で向かう時の「クラブ(進行方向に向かって風上に機首を向けて斜め方向に飛ぶこと)」も、要は「目標までにイメージした直線の上を辿るイメージ」と「その線からずれた時に線の中に戻るように操作するイメージ」が必要なようです。
(これも降りてから聞いた事ですが…。)
で、一通りぐるぐると沼の上を旋回し続けて、1300ftでオーバーフィールド。
ダウンウインド・チェックの後は強風だから教官がコントロールか…と思いきや、ターニング・ベースして段々ターニング・ファイナルが近づいてくる。
こういう日に限ってトラフィックであんまり高度がブレずに川の上を越えるところで900ft。
教官「流されるのはわかっているので、滑走路の端が(右翼端から)行き過ぎる〜と思う所ぐらいでターニング・ファイナルして下さい」
で、先週の「川越えファイナルターン」を思い出しながら「ここか?」というところでターンしましたが、
教官「さすがにちょっと行き過ぎましたね。」
ということで、教官がコントロール。
ファイナル回ってからエンジン・アイドルなので高い高い…。
大丈夫なのかなぁ…と思って見てましたが、正面からの風が強いのでなかなか前に進まない。
その分頭を突っ込むから高度が失われるわけで、「なるほど〜」と思っていると、
教官「うわ、上昇帯」
というわけで、飛行場手前で沈みがゆるくなった。
が、すかさずスポイラー引いてパスを戻してましたが、今度は届かなくなりそうになったのでパワーを足して、なんとか25マークの上に到達。
うーむ。
これが私にできるようになるのだろうか…?
そんなわけで緊張と太陽で汗だくになって地上に帰還。
時間は少し短めだったけど、中身は充実でしたm(_ _)m
結局今日のフライトは飛行場全体でこの1本で終了(^_^;
機体を片付けて船橋方面に呑みに行く人々や、工場にお邪魔しに行く人々やら。
工場ではエクストラ300の調整が最終段階に入りつつあるという事で、エンジンの慣らし運転を見せていただきました。
思えば去年の茂木にアクロを見に行って以来久方ぶりのエクストラのエンジン音でしたが、胴体に反響するあの独特のエンジン音が懐かしかったです。
その後、島流しに戻られる某先輩の送別会と称して成田某所で炉辺焼きを堪能しました。
(スゲー量でしたが、朝からドタバタで空腹だったので残さず全部食べましたとさ。)
カメラを忘れてきてしまったので豪勢な食材を写真に撮る事ができず。残念!
風呂に入るまで全身マグロ脂臭でした(笑)
それにしても毎度長い長い文章ですんません!!
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