ある日突然セカンド・ソロ

 なんだか最近、諸々の理由で訓練の間隔が開いておりました。
飛行場には週末土日どちらかには顔を出しているのですが、主に経済的な理由で飛べないでおりました。
(最近残業無かったもんなぁ…。)

が、久々に飛べるだけのお小遣いが貯まったのでウヒャヒャヒャしているとそういう時は天候が悪くなります…。
この週末も土曜日は朝から雨。別件の用事を済ませたりしておりました。

日曜日も朝からあんまりパッとしない天気。
朝方は雨が降ったり止んだりでムシムシしておりまして、天気予報では「昼から晴れ、気温30℃」と言っていましたが、ホントかいな?という感じ。

早起きついでに昨日納車された車を洗車してワックスかけたりしていました。

そろそろワックスがけも終わりかけてきてしんどくなってきた頃、クラブのメーリングリストに
「来週台風が接近する予定なので機体を避難します。今日の訓練には支障の無いようにします。」
と通達が。
丁度その頃になると雨もあがって晴れ間がチラホラ。あ、飛べるな、こりゃ。

狭いところでワックスがけをしなくてはならないのでツナギを着てたので汗だく。
加えてアホのように熱心にワックスかけてしまったので体力がヘロンヘロンになってしまいました。

ヤオコーで昼食を買って、磨いた車で飛行場へ。
(って、今磨いた車でさっきまで雨降っていてドロドロが予想される飛行場に行くのもアホだと思いますが…。)
飛行場では丁度これからセスナを隣の竜ヶ崎へフェリーし始めるところでした。
G109Bは2機が用意されていて、訓練生数名とライセンシー数名の名前がホワイトボードに書かれている状態でした。

とりあえず買ってきたお弁当を食べて一息。
暑い。
すっかり夏だねぇ~とかボーっとしていましたが、食べて多少元気が出てくると風も無いし、TGLに邪魔そうな雲も無いし、
結構訓練日和という事に気がつきました。
モグラ乗りに来ている人も少ないし。

あ、でも教官がいない?
主任教官殿は機体のフェリーで飛んで行ってしまっていて、NGY教官一人??
ライセンシーもいるけど書いてある順番から行って丁度間に訓練生が挟まる形になって、NGY教官連チャン?!大丈夫?
でも名前書いておきました^^;

その後は自分の番が来るまで滑走路を眺めながらボーっとしておりました。
自分の前の訓練生のON君がTGLしていましたが、彼もちょっと間が開いていて感覚をつかみきれていなくてちょっと苦労している様子。
離陸滑走がヨタってたり、上昇姿勢が低めだったり苦労している雰囲気。

そろそろ順番が回ってきそうだったので、ログとノートを確認。
前回の指摘点などを読み返して思い出していましたが、前回飛んでいたのが4/21と書いてあったのをみてビックリ。

「もう2ヶ月も間が開いてしまったぁ~。ON君どころじゃなくヨレヨレになりそうだ~( ̄ロ ̄;」

とか言っていると竜ヶ崎にフェリーに行っていたパイロット達が帰還。
私の同乗教官は主任教官殿となりました。

「おわー緊張しすぎてボロがボロボロになるぅ~(^^;」とか思っていました。
モグラが降りてきたので先に機外点検。
全部のスイッチが切れているのを確認して、前に回って全体を見る。
周りをぐるっと確認して、ヘッドセットを刺して用意。
マスターを入れて燃料残量を確認。60リットル。十分。
あ、NGY教官のクッションが乗ったままだ。飛んでいる間に他の機体に乗るんだったら必要だよな。

クッションをおろしておくかクラブハウスに聞きに行って戻ってくると、
今自分でヘッドセット準備したり座席の後ろチェックしたりしていたのは右席だった事に気がつく。

……本格的にボケておりまする………orz

気を取り直して左席を準備。
ヘッドセットを移して、チェックリストがある事を確認して、ハンドマイクがいざという時に手の届くところにあることを確認。
座席後ろのアジャスターボルトが抜けていないことを確認。
その頃に一服終えた主任教官到着。
「自分のペースで準備を進めてください。」

乗り込む前にシャツのスソ、ベルト、靴下が落ちていないかを確認する。(1時間飛んでいると、意外と集中力を乱す元になる^^;)
同じ理由で、ヘッドセットのケーブルがよじれていない事を確認して、装着する向きのままダッシュボードの上に。
席に着く前にベルトの調節を引き出しておいて締めるだけで調節できるように。

この辺をバタバタしてすっ飛ばすとフライトもとっちらかったものになる率が高いというのが最近わかってきた事。
HRO神も常々「あわてないでいいからね」と声をかけてくれる。

あともう一つ、
軸線合わせの特にヘタクソな自分は機外点検の時に燃料タンクの蓋の前に立って前を向いて、左席のヘッドセットの真ん中の向こうに何が見えるか確認しておく。
座席に座ったらケツを座席の一番後ろにつけて肩を背もたれにつける。
グラグラしないことを確認して、さっき確認しておいた目標がどこに見えるか確認する。
あと、水平線…は実際には見えないけど、どのへんにあるか、キャノピーのどのへんに見えるか想像しておく。
特に水平飛行の時は座高の高い自分はエンジンカウルやキャノピーは見えすぎてしまって水平線からかなり離れてしまって目標になりづらいので、見かけの距離が近いマグコンから、マグコン下1.5個分ぐらいのあたり。
それと、地上にあるときの姿勢がそのまま着地の3点の姿勢になるので、それも確認しておく。

チェックリストを進めてエンジンをかける。
乗る前にインカムとスピーカーの切り替えスイッチをインカム側に設定しておくの忘れた。
(あれ?ON君もヘッドセットだったから元に戻したって事?)
スポットアウト前にウインドソックを確認。ドカーム。
グラスが所々ぬかるんでいるのでどっちをどう通るか考えておかないとドロが跳ねたり、スタックして救援を呼ぶ事態になる。
近いのはRWY07側に出てクラブハウス前を通ってバックトラック。だけどクラブハウス前はわりとぬかるみが多い。
あと、クラブハウス前にちょっと出っ張って車が止まっていた。

教官「じゃあ、RWY25側に曲がって行きましょう。」

翼端に気をつけながらぬかるみをなるべく避ける。
ぬかるみを踏みそうな時は先に少し加速しておいて、水溜り上ではペラの回転を落とすと巻き上げない。
滑走路のヘリも割りとぬかるんでいるのでぬかるみの深くないところからバックトラック。

滑走路の中心線を跨ぎながらRWY25へ。
ランナップしてラインナップ。
あ、DMEのスイッチが入ってない。パチン。トラポンATL。DG再確認。
コールをして離陸滑走開始。
左足の踏み加減で軸線をまっすぐ保って、離陸。

うわ、上がらん。
上昇はするけど、確かに上がりが悪い。結構ビックリするほど。
夏だねぇ。

200ftまでまっすぐ上昇し続けるのも利根川を渡りきってしまいそうになるので、うわぁと思いつつ川沿いに右変針。
クロスウインドに曲がる所でやっと700~800ft。短いクロスウインドが終わる直前ぐらいにやっと900ft。
そんなにモヤは立っていないので近距離視程は悪くないけど、特に西側の遠距離目標はモヤの中にシルエットがあるような状態。
ダウンウインドに入ったらプレ・ランディングチェック。滑走路アビームでコール。
サーマルもあんまり感じられず、高度は保ちやすいけど普通に2650rpmにすると気速が巡航の130km/hを割りそうな感じだったので結果的に2700~2800rpmぐらいで飛んでいたかも…。

ベースを回ってファイナルへ。ベースの終わりで滑空姿勢を作ってファイナルターン。
お、今日は割りとうまい具合に軸線に乗れる。(ってか、無風で乗れなかったら困るでしょ^^;)
向かい風成分もほとんど無いのでパスが高いままになってしまうので、ダイブをだしてゆっくりしゅるしゅるとパスを削っていく。
こういう日は適正パスに乗ったからといってダイブを閉めるとすぐにパスの上に飛び出てしまうので、ダイブ開け気味。
でも気がつくと頭を下げてしまって加速気味になってしまうので115km/hを割らないように少し押すのを緩めてダイブをもうちょっと開ける。

横風成分はほとんどゼロのようで、自責以外の左右の動きが無いのは本当に楽。
逆に滑走路が遠いうちから軸線に正対しているか、滑って飛んでいないかを確認しやすい。
やっぱり左を向き気味のクセが出るので、視線方向とダッシュボードのスピーカーの端を確認。

うまい具合のパスで飛行場に進入できたのであとはフレアに専念できます。
滑走路を注視「しない」ようにしつつ、白線の先にある遠くの鉄塔を確認して、白線を跨げるように、それよりも滑走路と平行に向いているように。
フレアの動作を始める前にもう一回チラッと速度計を確認して、115km/hより速いか遅いかを確認。
今回は速い事が多かったので、その場合はフレアの前にダイブを全開。
「25」の上空1mを通過するように引き起こして3点姿勢の高さに水平線を固定して沈みを感じながらぐ~にゃ~っと引く。
引き過ぎそうな時は待つ。
接地。
まっすぐ走るように、中心線を走れるように調節。
でもダイブと操縦桿は力いっぱい引いておくのを忘れないように。

今日は滑走路の3本線が来るちょっと手前で教官の「レッツゴー」の指示。
上がりが悪いから滑走路長い方がいいもんね^^;
速度計が110km/hに向かって上っていくのにあわせてさらに操縦桿を引いて上昇姿勢。
ちょっとでも気を抜くと200ft以下で右旋回しなくちゃいけなくなりそうなコンディション。

典型的な夏のコンディションで「夏だねぇ~」を満喫しながら飛んでおりました。
上がりが悪い、スピードが出ないでもまあそんなにパターンを外れず飛べるようになったなぁ~。
間が開いた割にはうまくいってるなぁ~。とか考えていました。

そんなわけで3回目のTGLの接地後、唐突に、

教官「OK、キャンセルタッチアンドゴー」

と指示。
復唱して無線で「キャンセル・タッチアンドゴー アンド フルストップ」
RWY07側のターニングパッドへつける。

教官「飛行中に言うと気にして乱れそうなので言いませんでしたが、アプローチ速度が少しオーバースピード気味でしたが、まあ許容値です。
自分の時間の許す限り自由にTGLしてください。」

と、降りていってしまいました。
 

「あー、セカンドソロだー」
と、割と早く気がつきましたが、ファーストソロの時ほど緊張はしませんでした。
むしろ、「何も無く」飛んでいたら唐突に教官が降りてしまった事に「びっくり」という感じが強かったです。
キャンセル・タッチアンドゴーといわれるまで「セカンド・ソロ」というものの存在をすっかり忘れていたというのが正直なところです。

キャノピーをロックして、降りた教官が離れるのを確認して、無線を入れます。

「大利根ローカル、JA2351、ラインナップ・アンド・ウェイト、RWY25」

じゃ、いきますか…。ん?
あ、ここRWY07じゃん!ラインナップしちゃダメダメ!

「コレクション、バックトラック RWY25」

もう一回ファイナルと左右に機体がいないのを確認。あぶねぇあぶねぇ。やっぱアホだわ。
西側の駐機場からオーナー機のセスナがスポットアウトしてきていました。
とりあえずこちらが先にいけそうなので先にバックトラックを始めました。

バックトラックしながら、

「えーと、離陸する前に何をチェックするんだっけ?」

と思い出しながらやっていたのでちょっとフラフラしてたかもしれません。
後ろのセスナも気になっていたし。

東側のターニングパッドへ入って、「とりあえずランナップはしなくていいよな」と思い、
トラポン、残燃料、エンジン計器、ドアロック、DGまでぐるっとチェックしました。
後続のセスナも滑走路から外れました。
ファイナルに機体がいないのを確認。2429は…トラフィックにいない。
さっき北部調整池の方に向かったなぁ。あ、オーバーフィールドに向かっているらしい。

「大利根ローカル、JA2351、ラインナップ・アンド・ウェイト RWY25」

あー、そういえば前に調布か桶川から来た機体が「JAナントナカントカ ソロ」って名乗ってたけど、ここではやらないねぇ。

「大利根ローカル、JA2351、テイクオフ RWY25」

ファーストソロの時にやけに機体が軽かったのを思い出したけど、今回はそれほど違いが感じられませんでした^^;
(オイラ太った??)

後続機はクロスウインドウの中ぐらいに来た頃に離陸しましたが、左に曲がって北部調整池に向かったので後ろを気にする必要もなし。
時間はあと30ぐらいあったので、TGL3回ぐらいかなー。

今回はファーストソロの時に比べると「ソロで飛んでる」と気が付くまでの時間が若干早かったと思います。
ダウンウインドで竜ヶ崎飛行場を見ながら「いっぱい止まってるな~」とか、目の前を横切っていくラインを見ていたりとか。

幸い着陸も2回目に少し接地の時に軸線がズレていて「キョキョッ」とタイヤが鳴りましたが、まあ大丈夫でした。
今日は以前あんなに悩んでいたフレアが何の気なしに調子良く決まり、非常に良い気分でした。

もう一機のJA2429でも訓練生が乗り込んでRWY25へタキシングを開始したようです。
アップウインドウで時計を見るとあと8分ぐらいだったので、これ一周して着陸して、そのままスポットインして終わりかな~と思っていました。

ダウンウインドでフルストップのコールをして、ベースの途中ぐらいからRWYを見るとランナップをしているらしい様子のJA2429が見えました。
あー、タイミング的にかぶるかなぁ~と思って見ていましたが、滑空姿勢に移ってファイナルのコールをしようとしていると、2429が先に「ラインナップ・アンド・ウェイト」のコール。

ありゃまぁ。

しかしまぁ、まだ時間はあるので一応こっちもファイナルのコールをしておきました。
2429のNGY教官が気が付いて、「こっちは出るので(離陸するので)そのまま続けて下さい」と返事をしてくれましたので、
こちらも「了解しました。コンティニュー・アプローチ」と返事をしてアプローチ継続。
が、万一離陸が遅れたときも考えてなるべく高めにしておきました。
でもこれ以上はスポイラー出さないわけにも行かないのでちょっとだけスポイラー出して、ラインナップした2429を注視していました。

そろそろ500ftを切ったなぁ~、もう出るかなぁ~?出ないなぁ~。
うーんうーん。
目測400ft…ダメだ、ゴーアラウンドしよう。うん。

とりあえず先にスポイラーを畳んで、「2351、ゴーアラウンド」とコールした後、右に針路を振ってゴルフ場の方に避けてエンジンをフルスロットルに入れました。
バリオが上を向いたのを確認。

地上に戻ってから思い返してみたんですが、この時どうして右に振ったのか理由が良くわかりませんでした。
以前OYM教官とパラジャンの為にゴーアラウンドしまくった時も全て右に避けていましたが、それは多分当日北風だったし、パラジャンエリアが向かって左側だったからですよね…。
後でMRT先輩に「右に避けると左席から良く見えるようになるよ」と言われて、納得がいきました。

地上ではJA2429が離陸滑走開始。
動き出してそのまま離陸する意図が確認できる頃には私が右側から追い抜く形になりました。

あ、このままノーマルパターンに私が行くと、2429との間隔が少なくて面倒だなぁ…。
こっちが降りるのも遅くなるし、どうすべぇ?
今日は気温高いから安食の皆さんは窓開けてるかな?騒音苦情出るかな?
でも1機ぐらいだったら大丈夫だよね?^^;(爆)
と、グルグル考えて「大利根ローカル、JA2351、ディス・タイム・ショートパターン」をコールしました。
(あ、ソロに出ている時にショートパターン行ってもいいのかな?とかもちょっと考えました。)

思えばこの時にもっともっと右にガッツリ避けておけば良かったんですね…。
こっちがRWYを過ぎたあたりで2429を見失ってしまいました!

あの加速でJA2429が離陸を継続していればもう足が離れて上昇しているはず…。
こっちは右に避けているので左側に見えるはずだけど、恐らく斜め後ろの死角に入ってしまっていて見えない。
(しかも、知らず知らずのうちにノーマルの航路に戻ってきてしまっていたらしいです。)
今のところJA2429からの無線は無し、でもこっちはショートパターンに行きたいので左に行きたい。
下から2429が上がってきていたら進路がクロスしていてぶつかる?!
29の方がエンジンが調子良いから上昇力は高いはず(汗)

うーんうーん。とりあえずG109Bは低翼機なので下にいるほうが上にいるほうを必ず視認できる。
こっちが上にいることは間違いないので、見えないこっちがフラフラすると向こう側の判断が迷ってしまう?

と、フライトサービスから無線。

フライトサービス「JA2351、フライトサービス、先行機見えていますか?」

先行機??こっちはJA2429を追い越してしまったから先行機ってJA2429の事じゃないよね?
ってことはまだ前にいるの?!
トラフックに現在自分しかいなかったと思い込んでいたのでちょっとパニック。
(後からよくよく考えると、フライトサービスからは上下の差は良く見えたけど、前後の差はあまり見えなかった?)

自分「先行機ネガティブ・コンタクトですー」

ん、フライトサービスから無線が入っているという事は近いのかな?
とりあえず600ftを過ぎてそろそろ川の向こう岸に上陸しそうなのでおっかなびっくり川に沿って右にターン。

NGY教官「JA2351、29です。あなたの右下から抜きます。」
自分「了解しました。すいませんでした。」
NGY教官「いえいえ、こちらこそー。」

ゴーアラウンドを決定してからここまで多分1分弱だったと思います…。

とりあえず川に沿って針路直進。右下を見て見るもまだ2429は見えず。
ノーマルのコースからも自分が相当左に寄っている事を確認して、若草大橋手前の民家の切れ目から左に緩やかに180度ぐらいターン。
若干自分より低い高度をJA2429がノーマルパターン方面へ飛んでいるのをチラッと視認出来ました。

あー、助かった^^;;;;;;

高度もショートパターンの700ftになったのでレベルオフ。
エンタリング・レフト・ショート・ダウンウインドをコールして、赤白鉄塔の南側から滑走路に併走。
ここは川の流れも下の田んぼの道路も「ショート・ダウンウインド」と並行では無いので、前方の森の端とコンパス070を確認してそっちへ飛ぶ。
北部調整池へ行っていたセスナが戻ってきてオーバーフィールドからライト・ダウンウインドウへ入るらしい。

滑走路3本線のアビームでスロットル・アイドル。
滑走路を注視しながら滑空姿勢を作って、ベースターンの位置を測る。
(あんまりちゃんと滑空姿勢できてなかったかもなぁ…多分130km/h近かっただろうし^^;)

あまり滑走路に近づき過ぎないよう、直角の方向にベースターン。
「大利根ローカル、JA2351、ターニング・レフト・ショートベース、RWY25 フルストップ」

もう他に何もいないよな?!(キョロキョロ)
(後ろや上までキョロキョロ)

「大利根ローカル、JA2351、ターニング・ショート・ファイナル RWY25 フルストップ」

RWY25のショートのファイナルターンって、クラブハウスから見ているとガバーっとコックピットが見えるんだよね。

パスもそんなにおかしなところに出ず、軸線もうまい具合に一発でドンピシャ乗った事を確認。
あ、スポイラー出してねーや。
(って、適切パスにいるってどーゆーこと?ダウンウインド長かった?滑空速度速すぎ?)

こぶし半個分スポイラー出して、ドアの枠に手をくっつけて固定すると丁度良い感じでエーミングポイントへ行けそうだった。
スピードを確認するとやっぱり125km/hぐらいだったので飛行場に入ったあたりでダイブ全開。
後は遠くを見て普通に引き起こして着地。

そんなわけで、セカンド・ソロはTGL×2+FULL(Short pattern)×1+Actual G.A.の0+30の飛行となりました。

スポットに駐機~。
ありゃ、出発したところに停めたつもりが、線1本隣だった!
(やっぱり動揺してたのかな?)
ま、大丈夫でしょう。
(ってか、こっちは先に下りたんだから、正解はグラスエリアに駐機するべきでしたm(_ _)m
 後から降りてきたJA2429はグラスに出られず、ターニングパッドへ駐機してました。御免なさい!)

エンジン止めてクラブハウスへ。
なーんだかセカンドソロなんだか、ゴーアラウンドからショートパターンのドキドキだったのか、良くわかりませんでした…。

デブリでは、今日の風だとパスが高め一杯だから、もうちょっと心持ち低く持ってきたほうが良いよ、という事と、
これからは調子が良い時にどんどんソロに出て、ソロが5時間ぐらいになったら言ってください、との事。

クラブハウスでは先ほど無線でアドバイスして下さったMRT先輩と、ロイヤー先輩からお祝いの言葉を頂きましたm(_ _)m

いろんな人に「セカンドソロは大変だぞ~、ファーストソロの時みたいにアッサリ出られないぞ~」と脅されていた分、自分もビックリでした。

ただ、今回のゴーアラウンドからの対処は自分でも反省するところしきりでした……orz

  • 滑走路上に何か不安があるときはファイナルにそもそも入らない方が良いかも。
    (ただ、今回はどうぞ~と言われてしまったし…。ベースにいる時点で無線で一報して聞くべきでしたね。
    ターニング・ベースのコールを入れるという手もあったかも。)
  • ゴーアラウンドを宣言した後はとっとと高度を上げる。(今回はちょっとモタついたし、目標高度があいまいだった。)
  • ゴーアラウンドしたらもっとガッツリと針路を変更する。RWY25だったらゴルフ場の真ん中ぐらいまで?
  • 接近機にすぐ連絡を取ってコミュニケーションする。
  • (RWY25レフト・ショートパターンだけじゃなくて、ライト・ショートパターンという選択肢もあるにはある。今回の状態だとより安全サイドの選択だったかもしれない。ただ、飛んだ事は無いのでぶっつけ本番になってしまうからリスキーかも。下に人もいるし。)
  • 他の機体に接近するのはイロイロと危ない!

でも、そのまま本当に危ない所まで無理やりアプローチしたり、ゴーアラウンドの決心が遅くなるというような誤った判断をしなくて本当に助かったと思います。
飛行代がショートしたってすぐに墜落して死んじゃうわけじゃないですから^^;

2ヶ月ぶりのフライトでしたが、イロイロと収穫の多いフライトになって大満足でした。