技術的雑談-FedoraCore4でGUIが真っ白
環境
- 2005年9月中旬にリリースされたLinux FedoraCore4や、2005年9月中旬にup2dateした場合のFedoraCore3
現象
- インストールCDやインストールDVDで立ち上げても、「[OK]」がいっぱい表示される画面でブチッと画面が切り替わる
- 普段ならここでGUI(XWindow)が立ち上げるが、それが見えないで画面が真っ白になる
- マウスポインタも見えない
- Ctrl + Alt + BSやCtrl + Alt + Delは効くが、それ以外には反応なし
- たまにHDDがコリコリ言ってるので完全にハングした気配は無し
原因
2005年9月中旬にリリースされたXWindowのアップデートで問題があることが判明。
対処
2005年9月23日以降にup2dateすれば直る。
まだFedoraCore4そのものをInstallしていない場合はtext modeでInstallを行う。
- Installerの電源投入後のロゴとプロンプトの画面で「linux text」と入力しEnterするとGUI無しでインストールが始まる。
但し、私の環境ではLanguageで「Japanese」を選択すると画面が「■」でバケバケのズレズレになってしまいどうしようもなかったので、Englishのままでインストールを行った。
インストールの後にリブートがかかるが、リブート後にGRUBの画面で何かキーを押し、そのままブートプロセスが始まるのを止める事!!!。
で、GRUBのGUIが出て来たら、
- 上から2番目の「〜〜linux」の行を選択して[e]を押す。
- 次の画面でも[e]を押す。
- そうすると何やらコマンド文字列のようなものを編集できるようになるので、文字列最後に半角スペースを1つ入れて「3」を入力してEnterを押す。(これでブート後のrun levelが一時的に5から3に切り替わる。詳しくはLinuxをGUI無しで立ち上げるを参照。)
- GRUBの画面でその行を選択した状態のまま「b」を押してBootを始める。
- インストーラーの残りの部分の設定画面「First boot」がtextで表示されるので、LanguageをJapaneseにする。
それが終わればとりあえずコンソールやSSHでログインできるようになるので、以下の操作を行ってXWindowを更新する。
- rootのコマンドラインから「yum update xorg*」を実行する。
- Internetに接続して更新情報を引っ張ってくるのでちと時間がかかる。
- しばらくして「xxxxxとxxxxxxとxxxxxxをアップデートするが、いいか?」みたいなことを聞いてくるので「yes」と答えておく
- rpmのdownloadが始まる
- 初回は「正当性検査用のPGPキーをインポートするか?」みたいなことを聞いてくるので「yes」と答えておく。
- またしばらくして「Installしてもいいか?」みたいなことを聞いてくるので「yes」と答えておく
回線速度にもよるが1時間ぐらいでアップデートが終わるようなので、終わったらリブートする。
これで多分GUIで立ち上がるようになる。
履歴
2005/9/25 -- 初版
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