とうとうここの(wikiの)掲示板にもSPAMが来るようになった。
ほんっっっっっっっとにもう!!!!!!
SPAMer、死ね。今すぐ死ね!
やつら、何が楽しいんだ???
「素直に辞めるアナタが好き」 柳沢厚労相に巨大チョコ http://www.asahi.com/life/update/0214/008.html
主張の内容とかそういう以前に、手段として品性が愚劣すぎる。
私も柳沢大臣が不適切だと思う事には賛成だが、このやり方には死んでも賛成できない。 市民団体だから何をやってもいいと思ってるんだろうか?この人たちは。
どうも、関連情報を検索すると、この人たちは毎年バレンタインデーに同じような「イヤガラセ」をやっているようですね。
女性の皆さん、こういう品性のかけらもないオバサン達が「女性の社会的品格」を落としていると思いませんか?
ま、個人的には「市民団体」「XXXXネットワーク」「XXXを考える会」っていうのは狂人集団の代名詞だと思っています。 全部が全部だとは言わないけど、さすがに「XXX組」という看板を見て建設屋と暴力団を連想しない人はいないでしょ?
結局は大多数の人たちに自分達の主張を納得させられない、伝えられないから「市民団体」だなんてナンセンスな名前をつけてさも自分たちが市民の代表者、代弁者であるかのような印象を持たせたがる。
「目的の為なら手段を選ばす」じゃテロリストと同じじゃないの?
先頃、中国が自国の古い人工衛星に地上から(?)ミサイルを発射して命中させたみたいなニュースが流れている。 その際、「デブリ」という人工衛星の破片が飛散し、問題となっているようだ。 デブリの個数とか大きさについてちゃんと「報道」しているマスコミがいないのも嘆かわしいのですが、それはそれで置いておいて、毎日新聞の金子ナニガシとかいうそれなりに地位のある人がトンチンカンな事を新聞に書いているらしい。
曰く、「地対衛星軌道ミサイルでデブリが発生するなら、日本が配備しようとしている対弾道ミサイル(MD)だってデブリが出る可能性があるじゃないか!だから反対だ!」ってさ。
もうねぇ…政治的な思想がどういうものだか知らないけど、小学生並みのバカなんじゃないかと…orz
何がどうバカなのかって、何で対弾道弾ミサイルでデブリができるのさ?? あるある大辞典みたいにミスリードなのをわかった上であえて言っているなら切腹物の世迷いごとである。
簡単に、「デブリ」とは何かと言うと、地球の衛星軌道上に漂っている「コントロール不能な物体」の事。 ほとんどのものは人工衛星打ち上げ時のミサイルの燃え殻とか、展開し終わったシールドとか、壊れて制御不能になった人工衛星の残骸など。 中型ビルの大きさに相当する「サターンVロケット(アポロ宇宙船を月に送ったヤツね)」とかが途中途中で切り離しながら飛んでいればその残骸だってかなりの大きさになるのは簡単に想像できるんじゃないかな?
でも、人工衛星っていうのは実はそんなに生易しいものじゃなくて、実はとっても大変なものなのですよ。 何が大変って、地球に重力がある以上人工衛星はその重力を振り切って飛び続けるスピードを持っていなくてはならない。 ボールを横向きに投げると速く投げるほど地面に付くまでの距離が長くなる。これは、放物線を描いて落ちる物体の軌道は横向きの慣性力と地球の中心に向かう重力の合力によるからであって、理論的に、横向きのスピードが重力に対して十分に速ければ「横向きに落下しながら延々と地球の周りを周回し続けさせる事」ができる。 これが人工衛星の原理(?)。
じゃあ、実際に放り投げた物体が人工衛星になるにはどれぐらいのスピードが必要かというと、高校の物理の教科書で出てきたように「秒速7.9km」。このスピードで横向きにボールを投げればボールは落ちてこないで人工衛星になる。
(最も、それはほぼ真空状態の宇宙空間(高度100kmとか)の話であって、地上付近でそんなことをやった日にはボールは何でできていようが空気との摩擦で燃え尽きる事必至。しかも、空気抵抗があるのでどんどんスピードは落ちる。 マッハ3付近(=大雑把に時速3000km)で飛ぶ戦闘機の表面は空気との摩擦で数百度になる。現在の戦闘機の最高速度の限界はエンジンと機体構造の限界ではなく、表面の耐熱処理の限界でもある。)
では、「秒速7.9km」っていうのはどんなスピードなのか? 秒速7.9kmを時速に直すと、時速28440km。 ここまで行くとピンと来ないだろうが、ジェット旅客機が大体800km/時、新幹線が300km/時なので、「時速28440km」がどれだけケタ外れのスピードなのか他と比較したら良くわかるのではないだろうか? (逆に、それぞれを「秒速」に直すと、ジェット旅客機が秒速0.22km、新幹線が秒速0.083km。新幹線が東京→大阪間を3時間で通過するとすると、人工衛星のスピードでは0.03時間=1.89秒で通り過ぎる!)
当然、そんなべらぼうなスピードでかっ飛んでいる物体同士が衝突するととんでもない衝撃になるわけで、宇宙船や人工衛星にデブリが当たるととっても危険なのです。 (鉄砲の弾なんて、せいぜい数十グラムだけど、初速で秒速1kmに満たないスピードで飛んでいるだけで当たった人は死んでしまうし、普通の厚さの鉄板には穴が開くのです。)
でも、何で大気圏内での弾道ミサイルを秒速6kmのミサイルで迎撃して、デブリ(=人工衛星)になっちゃうのかな?
まさか、この金子ナニガシさん、ビリヤードの玉の衝突とかを頭の中に想像してないよね?
ロケットとかミサイルはスピードを出す為に、削れる所はとことん削って軽量化してあります。これは飛行機でも鳥でも、空飛ぶものの宿命。 そのミサイルとミサイルが衝突したら、軟鉄の薄い鉄板で構成されている自動車同士の衝突よりもぐしゃぐしゃになるのは必定。 しかもスピードは段違いなのでメチャメチャに飛散するでしょう。 この辺はちゃんとシュミレーションをやらないとわからないけど、「きっちりとデブリ」にしようと思ったら、適切な速度で適切な角度で軌道に乗せてやらなくちゃならないわけなんですが、ミサイル同士の衝突の中で人工衛星が発生する確率ってどれぐらいなんでしょうね?
でも、高校の時物理で赤点取り損ねた私でも「6km/sの物体と6km/sの物体が衝突しても、飛散物体が12km/sにはならない」というのは簡単にわかるのです。 それは「エネルギー保存の法則」があるからです。 しかも、迎撃ミサイルは迎撃目標のミサイルの後ろから追いついて当たるわけじゃないので、お互いの運動エネルギーを相殺するはずです。少なくとも「6+6」にはならない。 (秒速6kmで飛んでいるミサイルに秒速6kmで飛ぶミサイルを当てる技術もそれはそれで凄いと思うけど…。でも、6km/sの物体を6km/sで自動追尾して追いかけたら当たるまでに時間がかかりすぎて結局追いつくのは「目標に命中してから」になるのは簡単に想像可能でしょ?)
しかも、ミサイルの飛ぶ高度はもっともっと低い。 お話にならない。 「MD構想の迎撃ミサイルだってデブリが発生する可能性がある」とか言い出したら、「ヤクザの銃撃戦も、弾と弾がぶつかってデブリが発生する確率がないとは言えないからやめよう!」ぐらいの「ぽかぁ〜ん」な話なのです。
「MD構想が」「ミサイルが」「デブリが」と言えば大概の人は「あ〜、難しい話なのね。多分どこかの新聞の偉い人が言ってるから多分間違いないんでしょう」って思考停止しがちだけど、ちゃんと考えれば「これはおかしすぎるだろ」って簡単にわかるのです。
まあ、アメリカだって旧ソ連だって、地対衛星ミサイルの実験なんて昔からやっていたのです。 単にそれが何年も前に実験が成功裏に終わっているので「今はもうやっていない」だけで、そこと自体が正当化されるわけじゃないけど、その結果「コントロールできる」衛星を「コントロールできない」ゴミに変えてしまう危険もわかってきたはず。 冷戦時代は「国家の威信」をかけて色々とムチャもやっていただろうけど、「宇宙」という何もかもシビアな世界では人間の威信なんてゴミ以下のもの。 それをポスト冷戦の21世紀に再びわざわざ軍拡進めてやろうってのがもうおかしいんじゃないかと。
しかも、それを非科学的な「思想脳」で正当化しようとか自分の意見を通す為の材料にしようなんて、この金子ナニガシは頭おかしいんじゃないかと。
そう思ったりするわけです。
数字だけ見て「何となく」理解してはいけない。 数字というのは「記号」なのだから、その記号が「何を表すのか」を具体的に納得行くまで「理解」しないと、イタイ人になってしまう。
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最終更新日時:最終更新時間:2008年01月18日 21時46分48秒 トップページに戻る
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