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FlightLog/2009-12-6

  Flight Log 2009年 12月 06日 - 平穏な日は自分のウデ


最近はどうも土日そろって天気が良い日が無く、今週も土曜日はしっかり雨。

今は1年のうちで一番日が短く、本日12/6の日没時刻は16:25。
モタモタして出遅れるとあっという間に時間切れで乗れなくなります。
飛行場通うようになるまで日没時間なんて気にした事無かったものなぁ…。
夏と冬で大雑把に3時間違うと、練習機2機体制で6人順番が増減します。
ああおそろしい。

今日は道も全くトラブル無く、9時半到着予定が9時に飛行場につきました。

が…

既に2429のカバーを剥いでいる人影が…。
大先輩のTKHさん(通称Mogji〜さん)ではありませんか。
この時期だと車中泊でも相当しんどいでしょうに…脱帽です。

途中参加でエンジンの試運転をさせていただき、今日はセル回してもエンジンがかからない…なんてことも無く、無事に試運転完了。
TKHさんは2429で富士登山(?!)に出かけるとの事で、そうすると練習機が足りなくなるので2351も開けます。

2351の準備は練習生のKBYさんと一緒に。
カバーを剥いてキャノピーを拭いて、機体の水分をふき取って、エンジンカウルを開けて点検して、燃料入れて水抜きして、「じゃ、エンジンランナップしましょう」という事で、機外点検をした後でコックピットに乗り組み。

チェックリストしているところで、
「あ、そういえばペラ回しましたっけ?」
「あ。」

この時期、朝一のエンジン始動はペラの手回しなくして考えられません。
マスタースイッチ入れて燃料ポンプをON。
メインスイッチOFFにした後に機体から降りて40回ペラを手回し。
その後にスロットルを全開にしてさらに20回手回し。
外は寒いけどさすがに汗がにじみます。

コックピットに戻ってチェックリストやり直し。
コンタクト1回目は不発。
チョークが全引きな事を確認して、スロットルをもうちょっと開けて2回目…でかかりました!

CHT(シリンダー・ヘッド・テンプ)150度弱、油温50度まで10分程度回します。
本当は1200回転でランナップするのですが、1200回転だとこの気温では回転が不安定すぎて心臓に悪いので、エンジンが咳き込まないギリギリあたりで回して、回しているうちにエンジンが暖まって回転が上がってくるので、また咳き込まないところまで絞る。
大体1400〜1500回転ぐらいから徐々に下げていく感じでしょうか。
激しく外道な気もするけど…ランナップの途中でエンジン止まっても悲しいし。
冬の正しいランナップでどうやるの?!?!

ランナップが終わるとそのままEND教官と訓練飛行へ。
今日もお題はTGLです。
RWYは25ということで、いい加減RWY25での「正しいパス感」を掴まなければ。

タキシングするとRWY25端には試験飛行に出かけるハスキーが!
No.3の特等席でハスキーの離陸を見物します。
ハスキーのパイロットはH隊長です。

H隊長「大利根ローカル、JA88BB、テイクオフ、RWY25」
というが早いか、エンジンふかしたと端に尾輪が浮きます。
で、接地帯のあたりでは既にメインギアも浮いてました。
離陸に関しては100mいらないんじゃないでしょうか。

訓練飛行は前回から30分としているので本日のTGLは3本でしたが、デキはイマイチ。
1本目はスポイラーアンロックが遅すぎて高め。
2本目は左右がうまく合わなかった感じでパスの調整どころではない。
3本目の離陸をしたところで、教官に、
「そんなに『操縦』しちゃダメだよ。飛行機はうまく調整すればそのまま一定で飛ぶようにできているんだから」
と、言われました。

ふむ…。

試しに、ダウンウインドでターンが終わった後に方向を定めてピッチが正しい事を確認した後は操縦桿もペダルも手を添えているだけの状態に。
今日は風が無いのでそのままほぼ真っ直ぐに飛びます。

ファイナルターンをして機首がRWYを向いた所で、機を水平にして115km/hの滑空姿勢、スポイラーを少し出して真っ直ぐ滑空するような気持ちであんまりいじらずに降ります。

なるほど。
これならパスの高い低いに集中できますね!

END教官「『着陸だ!』ってみんなこんななって必死に操縦しちゃうんだけど、本当はまっすぐ「25」に向けたら後はそこにスーッと降りていけばいいんだよ。」

なるほど。
着陸もフレアーまでは、タテの動きが加わるだけでダウンウインドを手放しで真っ直ぐ飛ぶのと同じなんですね!

END教官「ま、今日は風も全然無いので、上手く行かなかったのは自分のウデということで」

はいっ、頑張ります!

午後になって元祖おかわりMRTさんがホンダに行くとの事でお供させていただきました。
ホンダというのは桶川飛行場のことというのは知っていましたが…行った事はありません。

チャートを見ると本当にすぐのところにあります。

MRTさん「チャートに鉛筆で栄橋から上尾まで線引いておいて。直線で飛べばギリギリで下総の管制圏にかからないで行けるはずだから。」

チャートに持参のシャーペンで線を引きますが、シャーペンは細くてわかりづらいですね…。鉛筆の方がいいのかな?それともそのうち慣れるのかな?

方位角は…と思っても私はまだプロッター買ってない(汗)
付近にプロッター広げている人もいなかったので、三角定規とモノサシで地図上で平行線をVORの上まで引いて、そこの方位表示で行きと帰りの方位角を算出。
(オマエは小学生か。)
行きは大体285度、帰りは大体115度。
距離は…わがりまじぇん。(殴)

線によると、目印は「柏の葉キャンパス」と常磐道の柏IC、東北道の岩槻IC。

今思うと、途中の目標ってよりは先にそこまでの距離と予定区間時間を計算しておくべきでした。
目印はよっぽど見慣れていないと見つけられないし、「いつ現れるのか」わかっていないと特に市街地とかICはその前後のICかもしれないと疑心暗鬼になって混乱しそうです。
(プロッター買うか…。)

寄生飛行するときでも考えておいた方がいいよ〜と言われたのは、もし機長がどうにかなって自力で返らなくちゃならないとなった場合どうするの?…だったと思うので、今回は今の自分の技量でどーするか考えたところ、以下のような事を考えました。

  • 桶川に近かったとしても、私は桶川を知らないので大利根に引き返す。
  • 方位は大雑把に真東へ戻る。高い障害物も無いし、最悪手賀沼か牛久沼が見えるはず。
  • 北方向にずれても利根川沿いに東方向に下れば大利根につける。

…MRT機長、縁起でもないことを考えていて申し訳ございません。m(_ _)m

RWY25を離陸。
真っ直ぐ栄橋上空まで上昇。
プロペラをクルーズピッチに変換して、東京INFOへ連絡してプランオープン。
下総TWRに連絡して北側を通過する事を通報して、トラフィックインフォメーションをもらう。(Using RWY 01。ノートラフィック。)
取手付近を飛んでいるときに正面下に小型機がインサイト。遅い。小さい。

セスナ?ヘリ?と監視を続けると、どうやらウルトラライトらしい。
高度は当方は2100ftぐらい。彼方は…そんなに違わないような気がする。
すれ違いざまに向こうはこちらの後ろに回りこむようにターンしたのでこちらからは全くの死角に(汗)
高度差と速度差があるのでぶつかる事は無いと思いますが…さっさと離脱します。

そんなことをしているうに私は少々ロスポジ気味に。
(MRT機長はちゃんとGPS見ているので大丈夫。)
越谷上空?と思っていたらどうやら春日部だったようです(汗)

そうなると東北道過ぎるともうそろそろ上尾周辺です。
桶川にコンタクトして、次のレポートは上尾駅上空。
桶川のUsing RWYは14。レフトダウンウインドにジョインする直前に先行するセスナがインサイト。
地上には飛行船も見えます。バイクのサーキットもあるようです。
ベースレグは高圧電線の上?!

問題なく桶川に着陸。
右側の柵の向こうにはギャラリーがいっぱい…。
E4からタキシーウェイに入って、スポットはS1を指定されました。
付近にはゼロ戦のレプリカが?!エンジン回してましたが、試験だけだったみたいでエンジン止めたらカバーかけてました。

地上でプランクローズとプランオープンを同時に行って、地上時間10分足らずで再度離陸〜。
RWYはそのまま14。
離陸後はレフトターンデパーチャー。
団地の上は騒音苦情地域なので飛行を自粛〜。
もうちょっと先に細長いオーバルコースがあったけど、日産ディーゼルでしょうか?

離陸後すぐに東京INFOに連絡。
訓練空域のKK4-4を通過する旨を通報。
空域を出たら連絡するようにとの事。

岩槻IC上空を過ぎたところで空域から出たのでその旨を通報。

帰りはウルトラライトにも遭遇せず、今度こそ越谷上空を通過して、取手上空を通過しつつ下総にコンタクトして、大利根のライトダウンウインドにジョインしました。

行きは36分、帰りは34分。
訓練ではないのでログはつきませんが、訓練を始めてから2つ目の飛行場訪問でした。

MRT機長に感謝感謝です。
今度はもうちょっとNAVを勉強してからお供させていただきますm(_ _)m

帰りは同じ方面にお住まいのTKD教官を車で送らせていただきました。
TKD教官、今日は愛機ムーニーの耐空検査で大利根に着たので帰りのアシがありませぬ。

飛行機のイグニッションキーが実は「OFF=アースへの接続」なので、飛行中にシリンダーごと引っこ抜いてもエンジンは止まらない事(!?)などを教えていただきました。
スロットルのワイヤーがブチ切れたときはバネの力でフルスロットルになるので、イグニッションを切って着陸すれば良いのですが、イグニッションキーがブチ壊れた時はどーやってエンジン止めるんでしょう?
燃料コックを閉めちゃうのかな??

それと、道路のルートで有明から太井町まで直通の海底トンネルルートを教えていただきました。
ネズミの国渋滞とかお台場の海底トンネルで首都高が渋滞している時には使えそうですね!

ついでに、途中の城南島は羽田空港に着陸する機体を大迫力でウォッチできるスポットでもあります!
昔々に首都高経由で来た事はありましたが、下道でも行けるんですね!

  • 飛行機のエンジンは通常運転ではミクスチャーを絞ってエンジンを停止させます。ミクスチャーの無いモグラのエンジンはご存知の様にイグニッションキーをオフにしてエンジンを止めます。飛行機はイグニッションキーが壊れてもエンジンを止められますがモグラの場合は時間に余裕がある時は燃料コックで、時間的余裕が無い(普通は無いだろう!)時はプロペラをフェザーにすれば止まる・・・ハズですが、プロペラ機構やエンジンに負担がかかります(壊れます!)正しい対処方法は教官に聞いてね! - けいぶん (2009年12月18日 16時59分53秒)

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最終更新日時:最終更新時間:2009年12月18日 16時59分53秒
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