トップ 差分 一覧 ソース 検索 ヘルプ RSS ログイン

FlightLog/2009-7-18

  Flight Log 2009年 07月 18日 - 世間三連休なれども客は少なし


毎日血で血を洗う戦争デスマーチも一段落して、「この連休は絶対に休みを取る!邪魔するヤツはぶっ殺す!」と仕事を投げっぱなしジャーマンでリング下に突き落として大利根にやって参りました。

(※上の段落は演出上のフィクションです。ちゃんと穏便にナシはつけてまいりましたよ♪社会人ですから♪)

モタモタしていると高速道路が車で溢れてしまうので朝一番に飛行場に到着!
クラブハウスで朝食を食べて、練習機のシートを外して洗いに行きました。

で、気合でホワイトボードに名前一番乗りだ〜。
(ってか、天気がどーなるか不安だったしね。)

そういえば午前中に練習機に乗るのは初めてかもなぁ〜とか思いつつ、2351の1番席をゲットしました。

今日の教官はNGY教官です。
前回の教訓を生かすべく、ヘッドセットはナシ、「今日は何を練習するか」をキッチリとブリーフィングして練習を始めます。
内容は「旋回、上昇・下降」のいつものメニューに「ストールもできるようだったら行って見ましょうか」ということになりました。

乗り込む前に機体の外周を回って点検するのも忘れずに。

微風なせいか気合が入っているせいか、今日は割りと真っ直ぐ飛べた…ような気がする。
(いや、でも離陸がかなり危機一髪だった気も…(汗))

当たり前のような事だけど自分の中であやふやだった事も。

  • パワーを入れると機体はを向こうとする。
  • パワーを絞ると機体は右を向こうとする。
  • スティックを倒すと倒した方のエルロンは上がる
  • 科目を始める時は、周囲の安全を確認してから科目を言って始める

言われてしまうと「当たり前じゃん」と思ってしまいますが、大事です。

今までの内容の他に、新しく「ストール(失速)」と「スローフライト」もやりました。

「ストール」は「クリーン・ストール」と「ディパーチャー・ストール」の2種類。
クリーン・ストールはエンジン・アイドルの状態から機首上げ姿勢を保って速度を殺してストール。
ディパーチャー・ストールはエンジンを上昇時の回転(G109では3000回転)にした状態で機首を引っ張ったまま急角度(25度)で上昇させてエンジンがパワーを持った状態で失速させます。主に離陸時に機首を上げすぎた時などに起こるそうです。

どっちもスティックを引いて機首を上げた状態を保って気速が抜ける(遅くなる)のを待つのですが、その間も風やら始めた時の姿勢のズレとかで機体は右や左に傾こうとします。
エレベータの効きも悪くなるので、失速直前にはスティックを目いっぱい引くことになります。
失速させるには「正しく」上昇姿勢を保たなくてはならないのですが、左右の傾きに気を取られると上昇角度が、上昇角度に気を取られると左右の傾きが…(;_;)

…なかなかちゃんと失速までいけなかとです。

教官のお手本の時は気速が抜けてきて速度計がグリーンを下回り始めた頃に「コンコンコンコン」とスティックに「ノック」が来ます。
うーむ。難しい。

それと、速度が抜けると舵の効きも悪くなるので、かなり大胆にスティックやラダーを切らないと「あれぇ〜」と言う間に失速姿勢の維持に失敗します。

結局今日は両ストール合わせて自力で成功したのは1回ずつでしょうか…?
(かなり怪しいですが。)

スローフライトは、「エントリー」「スローフライトの操縦感覚の確認」「リカバリー」の段階があります。

エントリーは巡航状態の2600回転・130km/hから2000回転(?だったっけ?忘れた;;)・90km/hに高度を変えずにスピードを落とします。
スロットルを絞って気速が落ちてきたら機首が落ち始めるので、水平飛行を保つようにスティックを徐々に引いていくとそのうち気速と姿勢が釣り合う所に出会います。
これがエントリー。

この状態がスローフライトといって、着陸直前の操縦感覚に近い状態です。
左右に90度ずつ旋回をすると、いつもよりも大き目に舵を切る必要がありました。

で、リカバリーはスロットルを開けつつ上昇しないようにスティックを戻すと、いつもの2600回転・130km/hに戻ります。

…要は、旋回がスティックと足の調和なら、スローフライトのエントリーとリカバリーはスティックとスロットルの調和という事でしょうか?
もちろん、この時に高度がフラつくのはヘタクソという事ですね…。

トリムの使い方も習いました。
エレベータで姿勢を作って、それを維持したままトリムを同じ方向に操作すると、スティックが「ふわっ」と軽くなるポイントがあります。
それを探ります。
上手くいくと左右の傾きが無い時にスティックから手を離しても高度が変わらなくなります。
(無駄な腕の力を使わなくて済みますしね^^;)(後述)

【今日の教訓】

  • 「速度はピッチ、高度はパワーで」
  • スピードが落ちたときほど舵は細かく早目に
  • ストールからの回復機首下げはモグラの場合少しでOK

特に「速度はピッチ、高度はパワーで」は奥が深いです…。
水平飛行・上昇・下降でスロットルは決まった諸元があります。
(水平飛行2600回転・130km/h、上昇3000回転・115km/h、下降2000回転・130km/h)
で、一旦エンジンをキメてそれでも130km/h、115km/hにならない時はピッチが「間違っている」という事なので、正しいピッチに調整するわけです。
(私が実践できるかは別として…。)

極端に言うと、グライダーにはエンジンが付いていないので速度はピッチで調節するしかありません。逆に言うと「高度は自力では調節できない」という事になります。
フムフム。なるほど。

(もちろん、追い風の時や向かい風の時で気速が変わるので、その時は姿勢を変えるかスロットルを加減するかしないと気速を保つ事はできませんし、姿勢が同じであれば当然無風の時とスピードが変わってくるわけです。)

ストール付近の気速の遅い時…というのは離着陸の時がまさにそうなので、スローフライトが上手くできないと上手な着陸ができないということになります。
上空とは操縦感覚が違うのでしっかりと覚えなくては。

最後のは…これはFSで飛行機ばっかり乗っていたクセなのか、それとも私がビビリなのか、ストールからの回復に必要以上にスティックを押し込んでしまうようです。
(実際、椅子に押し付けられたりしたし…。)

モグラの場合はそんなにグイッと押し込むほどではなく、引いていた手を中立に戻す程度で良いそうです^^;

練習が終わって、後は例によってクラブハウスから他の人が飛んでいるのを眺めてぼーっと…という所ですが、今日は人が少なめで練習生は私のほかに1名^^;

お昼過ぎにはみんな眺める飛行機がなくなったので、草刈をしたりしながらマッタリと過ごしました。

が、1日終わってみると左腕と右手がバキバキに凝っていました。

どうも操縦する時に力が入りすぎていたようです(−−;
ぎゃふん。

name   comment  
URL (入力するとす ぱ むとみなします!)


2009年07月の一覧へ戻る
Flight Log トップに戻る

最終更新日時:最終更新時間:2009年07月21日 22時30分57秒
トップページに戻る