お蔭様で、特に何とも無く生きております。
地震当日は東京の常駐先にいましたが、JR全部止まったのでその日は仕事場のビルに宿泊。
次の日にJRが途中まで動き始めたのでそれに乗って帰ることが出来ました。
途中あまりにも電車が来なかったので2駅分ほど歩きましたが、その後電車が追いついてきたのでそれに乗って。
最寄り駅に行く路線は動いていなかったので少し離れた駅まで行って拾ってもらいましたが、駅前がエライ渋滞になっていたので丘をひとつ越えた向こうまで歩きました。
遠距離通勤はそれだけでリスクだし、革靴なんて履いてたら死にますね。履いてるけど。
地震後3日程は最寄り駅路線が動いていなかったので自宅で待機。
木、金と出勤しましたが意外となんでもなかった。
本数が1日5往復(?!)まで間引きされてしまったのでドアが外れるようなラッシュを覚悟していたのですが大丈夫だったようです。
我が茨城県は災害地域に指定されて停電が免除されたりイロイロあるようですが、少なくとも南のほうは申し訳ないぐらい平穏です。
かえって利根川対岸の千葉県の我孫子、印西地方のほうが液状化とか断水とかで災害指定されるべきだと思うのですが…。浦安だってひどいみたいですし。
さて、原発がエライ事になってますね。
不謹慎ですが、ここぞとばかりに反原発派の人々は「だから原発は~」と言ってますが、
そういうことは事態が全て収まってからやれ。
少なくとも関東に住んでいる人間に原発は云々言う資格は無い。
福島県の農作物を拒否する権利も無い。
まず、福島第一原発は東京電力のものです。
福島にあっても福島をはじめとする東北地方に電力を供給するためのものではなく、関東圏に電力を供給するためのものです。
少なくとも福島県の人たちに原発の云々言うのは間違いですし、彼らは被害者です。
「福島は原発のリスクを承知の上で誘致したんだし、補助金だの何だので恩恵を受けているから自業自得だ」という意見もあるようですが、それこそ「自分よければそれでよし」のダメ人間の発想だと思うんですけどね。
金払えば殺しても良いの?そういうことですか?
じゃあ、東京電力が一方的に悪いかといえばそういう話でもなく、東京電力は関東圏の全ての家や事業所に電気を供給する事が法律的に義務付けられているのであり、「電気足りなくて停電しちゃいました」というわけには行かないのです。
なので、東京や首都圏に人口が集中して家が増えて事業所が増えて工場が増えて「電気よこせ」と言われたら「イヤです」とか「無理です」とは言えないのです。
かつ、関東圏に原発作るなんて言ったら立地の上でも住民感情の点でも福島に作る以上にもっともっと過酷なことになるでしょう。
いくら国のバックアップがあるとはいえさすがに丸の内の真ん中に原発作るわけにはいかないでしょ。
ひどい言い方をすれば、「関東圏に電気を供給する必要があるんだけど関東圏に原発を作るわけにはいかないので福島に原発押し付けた」わけです。
福島に原発作るといった東京電力がアンポンタンなのでも、認可を出した国がいい加減なわけでもなく、引き受けた福島が守銭奴なわけでもなく、結局は首都圏に集まってきた人々それぞれが原発を「作った」といえると思うのです。
批判覚悟でもっと踏み込んだ暴論を言うのであれば、関東圏の人々は今回の原発で放射能の被害を受けた福島の人々を助ける義務があると思うのです。
ましてや福島の主要産業である農作物や魚を「放射能が入っているから、入っているかもしれないから」という理由で断れる権利は関東圏の人間には無いと思うのです。
誰もが放射能を恐れるのは理解できるのですが、「何でそうなったのか」についてもうちょっと考えてくれればと思います。
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