IROM経由でVMware ESXi 4.1 Installableを実CD-ROMからInstallしようとすると、インストール開始直後に進捗が「0%」のまま、「Diskに書き込めない」旨のエラーメッセージが出てFailする
まず、これはESXiのInstaller(のKernel)が悪いのかもしれないが、起動する時は実CD-ROMから起動する。
で、ESXi InstallerのKernelが立ち上がった所でなぜか優先されるCD-ROMドライブがILOMの仮想CD-ROMになってしまっている。
この際、今回手元の環境ではvmhba32がILOMの仮想CD-ROM、vmhba0が実CD-ROMだった。
インストーラで実際にインストールが始まると、仮想CD-ROMからインストールするべきデータを読みに行ってしまう。
仮想CD-ROMはリモートコンソールから何も操作をしなければCD-ROMが入っていない状態になっているので、インストーラはCD-ROMを読もうとした時点で詰まる。
が、ESXiのInstallerは結構バカなので、表示されるエラーメッセージと実際の問題原因が異なっていることが多い。
今回はローカルディスクに書き込む以前に、書き込むための材料をCD-ROMから読む段階でエラーになっているにも関わらず、「書き込めない」とエラーメッセージを出す。
※ 過去に、PXEboot経由でESXiをInstall使用としたときに、搭載メモリが足りなくてエラーになっていたにもかかわらず、やはり「書き込みに失敗しました」とのたまわれて数日無駄にした経験あり…。
くれぐれもESXiのインストーラのメッセージは鵜呑みにせずに、/var/log/messagesで出ているエラーメッセージを確認するように。
ESXiのInstallerが立ち上がったら、Alt+F1を押して裏画面に切り替える。
(ILOM経由の場合はメニューからRight Alt KeyをONにして、F1キーだけを押す。押したらまたRight Alt KeyをメニューからOFFにする。メンドイ。)
裏画面にはログインプロンプトが出ているので、ユーザ名は「root」、パスワードはそのままEnterでログインできる。
後はtail -f /var/log/messagesなどでログを流しておけばよい。
元のインストーラの画面に戻るにはAlt+F2。
試した限り、上記の環境では100%の確率で仮想CD-ROMが実CD-ROMに優先したので、いっそのことILOMを使う際には仮想CD-ROMを使うことにして、実CD-ROMの使用をやめるほうが良い。
ためしに実CD-ROMにも仮想CD-ROMにもCD-ROMをセットした状態でも「問題なく」仮想CD-ROMが優先して認識される。
仮想CD-ROMを使うには、「Sun ILOM Remot Console」の「Devいせs」メニューの「CD ROM Image...」からISOイメージファイルを指定する。
尚、ISOイメージファイルへのパスの中に全角文字が入っていると失敗するっぽいので、C:とかD:とかにISOイメージファイルを置いてしまうことをオススメする。
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